問題は3つの不等式が与えられており、それぞれの不等式が表す領域を図示する問題です。 (1) $2x + 5y \leq 4$ (2) $|2x + y - 1| \leq 5$ (3) $|x - 2| \leq y \leq -|x - 2| + 4$

幾何学不等式領域図示絶対値
2025/8/8

1. 問題の内容

問題は3つの不等式が与えられており、それぞれの不等式が表す領域を図示する問題です。
(1) 2x+5y42x + 5y \leq 4
(2) 2x+y15|2x + y - 1| \leq 5
(3) x2yx2+4|x - 2| \leq y \leq -|x - 2| + 4

2. 解き方の手順

(1)
2x+5y42x + 5y \leq 4yy について解くと、
5y2x+45y \leq -2x + 4
y25x+45y \leq -\frac{2}{5}x + \frac{4}{5}
この不等式は、直線 y=25x+45y = -\frac{2}{5}x + \frac{4}{5} の下側の領域を表します。境界線を含みます。
(2)
2x+y15|2x + y - 1| \leq 5 は、
52x+y15-5 \leq 2x + y - 1 \leq 5 と同値です。
これを変形すると、
52x+y1-5 \leq 2x + y - 1 かつ 2x+y152x + y - 1 \leq 5
2x4y-2x - 4 \leq y かつ y2x+6y \leq -2x + 6
したがって、2x4y2x+6 -2x - 4 \leq y \leq -2x + 6 となります。
これは2つの直線 y=2x4y = -2x - 4y=2x+6y = -2x + 6 の間の領域を表します。境界線を含みます。
(3)
x2yx2+4|x - 2| \leq y \leq -|x - 2| + 4
x2|x-2| は絶対値なので、x20x-2 \geq 0 のとき x2x-2 であり、x2<0x-2<0 のとき(x2)-(x-2) になります。
(i) x2x \geq 2 のとき、
x2y(x2)+4x - 2 \leq y \leq -(x - 2) + 4
x2yx+6x - 2 \leq y \leq -x + 6
(ii) x<2x < 2 のとき、
(x2)y((x2))+4-(x - 2) \leq y \leq -(-(x - 2)) + 4
x+2yx+2-x + 2 \leq y \leq x + 2
したがって、これは領域の境界がy=x2y=|x-2|y=x2+4y=-|x-2|+4の間の領域を示します。
y=x2y=|x-2|x=2x=2で折れ曲がるV字のグラフです。
y=x2+4y=-|x-2|+4x=2x=2で折れ曲がる逆V字のグラフであり、頂点が(2,4)です。
求める領域はこれらのグラフに挟まれた部分になります。

3. 最終的な答え

(1) y25x+45y \leq -\frac{2}{5}x + \frac{4}{5} で表される領域(境界線を含む)。
(2) 2x4y2x+6 -2x - 4 \leq y \leq -2x + 6 で表される領域(境界線を含む)。
(3) x2yx2+4|x - 2| \leq y \leq -|x - 2| + 4 で表される領域(境界線を含む)。
それぞれの領域は、上記不等式を満たす(x,y)の集合を図示することで表現できます。
それぞれの領域を図示する問題なので、図を別途用意する必要があります。

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