(1) 縦15cm、横27cmの長方形と同じ面積の正方形の1辺の長さを求める。 (2) $\sqrt{96a}$ を整数にする最小の自然数 $a$ の値を求める。 (3) $\sqrt{21-4n}$ を整数にする自然数 $n$ の値をすべて求める。

代数学平方根平方数整数
2025/8/8
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

(1) 縦15cm、横27cmの長方形と同じ面積の正方形の1辺の長さを求める。
(2) 96a\sqrt{96a} を整数にする最小の自然数 aa の値を求める。
(3) 214n\sqrt{21-4n} を整数にする自然数 nn の値をすべて求める。

2. 解き方の手順

(1) 長方形の面積を計算し、その面積と等しい正方形の一辺の長さを求める。
長方形の面積は 15×27=40515 \times 27 = 405 (cm2^2)
正方形の一辺の長さを xx とすると、x2=405x^2 = 405
x=405=81×5=95x = \sqrt{405} = \sqrt{81 \times 5} = 9\sqrt{5}
よって、正方形の1辺の長さは959\sqrt{5} cm。
(2) 96a\sqrt{96a} を整数にする最小の自然数 aa を求める。
まず、96を素因数分解する。96=25×396 = 2^5 \times 3
96a=25×3×a=24×2×3×a=222×3×a=46a\sqrt{96a} = \sqrt{2^5 \times 3 \times a} = \sqrt{2^4 \times 2 \times 3 \times a} = 2^2 \sqrt{2 \times 3 \times a} = 4\sqrt{6a}
96a\sqrt{96a} が整数になるためには、6a6a が平方数である必要がある。
aa が最小の自然数となるためには、6a6a が最小の平方数になる必要がある。
したがって、a=6a = 6 のとき、6a=36=626a = 36 = 6^2 となり、96a=96×6=576=24\sqrt{96a} = \sqrt{96 \times 6} = \sqrt{576} = 24
よって、a=6a = 6
(3) 214n\sqrt{21-4n} を整数にする自然数 nn の値をすべて求める。
214n\sqrt{21-4n} が整数になるためには、214n21-4n が0以上の平方数である必要がある。
214n021-4n \ge 0 より 4n214n \le 21 なので、 n214=5.25n \le \frac{21}{4} = 5.25
nn は自然数なので、nn は1から5までの整数である。
kk を整数として、214n=k221-4n = k^2 とおくと、
n=1n=1 のとき、214(1)=1721-4(1)=17 平方数ではない。
n=2n=2 のとき、214(2)=1321-4(2)=13 平方数ではない。
n=3n=3 のとき、214(3)=9=3221-4(3)=9=3^2 整数となる。
n=4n=4 のとき、214(4)=521-4(4)=5 平方数ではない。
n=5n=5 のとき、214(5)=1=1221-4(5)=1=1^2 整数となる。
したがって、n=3n=3 および n=5n=5

3. 最終的な答え

(1) 959\sqrt{5} cm
(2) a=6a=6
(3) n=3,5n=3, 5

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