1から6までの数字が書かれたカードがそれぞれ3枚ずつ、合計18枚ある。この中から2枚を同時に取り出すとき、2枚が同じ数字であるか、2枚の数字の和が7以下である確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数事象
2025/8/8

1. 問題の内容

1から6までの数字が書かれたカードがそれぞれ3枚ずつ、合計18枚ある。この中から2枚を同時に取り出すとき、2枚が同じ数字であるか、2枚の数字の和が7以下である確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、全事象の数(2枚のカードの取り出し方)を計算します。
18枚から2枚を取り出す組み合わせなので、
18C2=18×172×1=153_{18}C_2 = \frac{18 \times 17}{2 \times 1} = 153 通り
次に、事象A(2枚が同じ数字である)の数を計算します。
同じ数字のカードは3枚ずつあるので、各数字について2枚を取り出す組み合わせは 3C2=3×22×1=3_3C_2 = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3通りです。数字は1から6まであるので、事象Aの数は
3×6=183 \times 6 = 18 通り。
次に、事象B(2枚の数字の和が7以下である)の数を計算します。
和が7以下になる組み合わせは以下の通りです。
(1,1), (1,2), (1,3), (1,4), (1,5), (1,6)
(2,2), (2,3), (2,4), (2,5)
(3,3), (3,4)
(4,4)
(5,5)
(6,6)
それぞれの場合の数を計算します。
(1,1) : 3C2=3_3C_2 = 3
(2,2) : 3C2=3_3C_2 = 3
(3,3) : 3C2=3_3C_2 = 3
(4,4) : 3C2=3_3C_2 = 3
(5,5) : 3C2=3_3C_2 = 3
(6,6) : 3C2=3_3C_2 = 3
(1,2) : 3×3=93 \times 3 = 9
(1,3) : 3×3=93 \times 3 = 9
(1,4) : 3×3=93 \times 3 = 9
(1,5) : 3×3=93 \times 3 = 9
(1,6) : 3×3=93 \times 3 = 9
(2,3) : 3×3=93 \times 3 = 9
(2,4) : 3×3=93 \times 3 = 9
(2,5) : 3×3=93 \times 3 = 9
(3,4) : 3×3=93 \times 3 = 9
事象Bの数は、
3×6+9×(5+4+3+1)=18+9(13)=18+81+36=18+9×9=18+9(5+4+3+1)=18+9(13)=18+117=1353 \times 6 + 9 \times (5+4+3+1) = 18 + 9(13)= 18 + 81 +36 = 18+9 \times 9 = 18 + 9(5+4+3+1)= 18 +9(13) = 18 + 117 = 135.
合計は6(3)+5(9)=18+45=636(3) + 5(9) = 18 +45 = 63.
2枚の和が7以下になる組み合わせは
(1,1),(1,2),(1,3),(1,4),(1,5),(1,6)
(2,2),(2,3),(2,4),(2,5)
(3,3),(3,4)
P(AB)=P(A)+P(B)P(AB)P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B).
2枚とも同じ数字のケースは上のリストに含まれる。
ABA \cap B は2枚が同じ数字になるケース。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
n(A)=18,n(B)=63n(A) = 18, n(B) = 63
n(AB)=18n(A \cap B) = 18, P(AB)=AP(A \cap B) = Aのケース全部。
n(AB)=18+6318=63n(A \cup B) = 18+63-18=63.
確率は 63153=2151=717\frac{63}{153} = \frac{21}{51} = \frac{7}{17}

3. 最終的な答え

7/17

「確率論・統計学」の関連問題

1から9までの数字が書かれた9枚のカードから3枚を同時に取り出すとき、3枚のカードの数字の和が3で割り切れる場合は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ確率場合の数余り
2025/8/9

待合室にいるAからFまでの6人の通院者を、一人ずつ順番に診察室に呼び出す場合について、以下の2つの問題を解く。 (1) 呼び出す順序は全部で何通りか。 (2) FをAとDより先に呼び出すことが決まって...

順列確率場合の数
2025/8/9

正方形ABCDの頂点Aに点Pがある。硬貨を投げ、表が出たら点Pを反時計回りに2つ、裏が出たら1つ進める。点Pが再び頂点Aに戻ってきたら操作終了。硬貨を2回投げたときに操作が終了する確率を求めよ。

確率確率分布幾何学
2025/8/9

20人の生徒の数学の得点Xと英語の得点Yのデータが与えられています。数学の得点Xの平均値A、英語の得点Yの分散Bを求め、XとYの共分散が1.0であるときの相関係数を求める問題です。与えられたデータは以...

統計相関係数分散平均値共分散
2025/8/9

箱の中に3枚のカードA, B, Cが入っている。この箱の中から1枚のカードを無作為に取り出し、取り出したカードに書かれている文字を記録し、カードを箱の中に戻すことを1回の試行とする。 (1) 試行を3...

確率事象試行組み合わせ
2025/8/9

2つの問題があります。 問題1:あるクラスのハンドボール投げの記録が度数分布表で与えられています。このクラスのハンドボール投げの記録の平均値を、度数分布表から求めます。 問題2:ある自然数を4で割ると...

度数分布表平均値算数合同式最小公倍数整数の性質
2025/8/9

2つの問題があります。 (1) 袋の中に白色のキャップが入っている。オレンジ色のキャップ50個を加え、無作為に30個抽出したら、オレンジ色のキャップが6個だった。初めに入っていた白色のキャップの個数を...

推定割合余り最小公倍数整数の性質
2025/8/9

袋の中に白色のペットボトルキャップが入っている。その袋に、同じ大きさのオレンジ色のキャップを50個入れてよく混ぜた後、無作為に30個を抽出した。抽出したキャップのうち、オレンジ色のキャップは6個だった...

標本抽出母集団推定比率統計的推測
2025/8/9

8人の生徒がそれぞれ10回フリースローを行い、成功した回数が表に記録されている。Hさんの記録が不明だが、8人の成功回数の平均値と中央値が等しいことがわかっている。Hさんのフリースロー成功回数を求める。

平均中央値統計場合分け
2025/8/9

ボタンを押すと、X, Y, Zのいずれかが出力される機械がある。それぞれの出力確率は、Xが$\frac{2}{5}$、Yが$\frac{1}{5}$、Zが$\frac{2}{5}$である。このボタンを...

確率多項定理確率分布
2025/8/9