2つの問題があります。 問題1:あるクラスのハンドボール投げの記録が度数分布表で与えられています。このクラスのハンドボール投げの記録の平均値を、度数分布表から求めます。 問題2:ある自然数を4で割ると3余り、5で割ると4余り、6で割ると5余ります。このような自然数のうち、最も小さい数を求めます。

確率論・統計学度数分布表平均値算数合同式最小公倍数整数の性質
2025/8/9

1. 問題の内容

2つの問題があります。
問題1:あるクラスのハンドボール投げの記録が度数分布表で与えられています。このクラスのハンドボール投げの記録の平均値を、度数分布表から求めます。
問題2:ある自然数を4で割ると3余り、5で割ると4余り、6で割ると5余ります。このような自然数のうち、最も小さい数を求めます。

2. 解き方の手順

問題1:度数分布表から平均値を計算します。各階級の中央値を求め、その中央値と度数を掛け合わせます。その合計を度数の合計で割ります。
* 階級値:(0 + 10) / 2 = 5
* 階級値:(10 + 20) / 2 = 15
* 階級値:(20 + 30) / 2 = 25
* 階級値:(30 + 40) / 2 = 35
* 階級値:(40 + 50) / 2 = 45
平均 = (5 * 2 + 15 * 6 + 25 * 7 + 35 * 4 + 45 * 1) / 20
= (10 + 90 + 175 + 140 + 45) / 20
= 460 / 20
= 23
問題2:ある自然数を xx とします。問題文から、次の合同式が成り立ちます。
x3(mod4)x \equiv 3 \pmod{4}
x4(mod5)x \equiv 4 \pmod{5}
x5(mod6)x \equiv 5 \pmod{6}
x1(mod4)x \equiv -1 \pmod{4}
x1(mod5)x \equiv -1 \pmod{5}
x1(mod6)x \equiv -1 \pmod{6}
したがって、x+1x+1 は4, 5, 6 の公倍数です。4, 5, 6 の最小公倍数は 60 なので、x+1=60kx + 1 = 60k (kは整数) と表せます。
x=60k1x = 60k - 1
最も小さい自然数を求めるには、k = 1を代入します。
x=60(1)1=59x = 60(1) - 1 = 59

3. 最終的な答え

問題1:23 m
問題2:59

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