確率変数 $X$ の期待値 $E[X] = 2$、分散 $V[X] = 2$、確率変数 $Y$ の期待値 $E[Y] = 1$、分散 $V[Y] = 5$ が与えられており、$X$ と $Y$ は互いに独立である。このとき、確率変数 $4X + 2Y$ の期待値 $E[4X + 2Y]$ を求める。

確率論・統計学期待値分散確率変数線形性独立
2025/8/10

1. 問題の内容

確率変数 XX の期待値 E[X]=2E[X] = 2、分散 V[X]=2V[X] = 2、確率変数 YY の期待値 E[Y]=1E[Y] = 1、分散 V[Y]=5V[Y] = 5 が与えられており、XXYY は互いに独立である。このとき、確率変数 4X+2Y4X + 2Y の期待値 E[4X+2Y]E[4X + 2Y] を求める。

2. 解き方の手順

期待値の線形性より、E[aX+bY]=aE[X]+bE[Y]E[aX + bY] = aE[X] + bE[Y] が成り立つ。ここで、aabb は定数である。
したがって、E[4X+2Y]=4E[X]+2E[Y]E[4X + 2Y] = 4E[X] + 2E[Y] となる。
E[X]=2E[X] = 2 および E[Y]=1E[Y] = 1 を代入すると、
E[4X+2Y]=4(2)+2(1)E[4X + 2Y] = 4(2) + 2(1)
E[4X+2Y]=8+2E[4X + 2Y] = 8 + 2
E[4X+2Y]=10E[4X + 2Y] = 10

3. 最終的な答え

E[4X+2Y]=10E[4X + 2Y] = 10

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