2択で解答する6つの問題に対し、でたらめに選択肢を選んだときの正解数を$X$とする。このとき、$X$の期待値と分散を求めよ。

確率論・統計学確率期待値分散二項分布
2025/8/10

1. 問題の内容

2択で解答する6つの問題に対し、でたらめに選択肢を選んだときの正解数をXXとする。このとき、XXの期待値と分散を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は、二項分布の問題として考えることができます。各問題について、正解する確率は1/21/2であり、不正解となる確率は1/21/2です。6つの問題があるので、XXは二項分布B(6,1/2)B(6, 1/2)に従います。
二項分布B(n,p)B(n, p)に従う確率変数XXの期待値E(X)E(X)と分散V(X)V(X)は、以下の式で求められます。
E(X)=npE(X) = np
V(X)=np(1p)V(X) = np(1-p)
この問題の場合、n=6n = 6p=1/2p = 1/2なので、
E(X)=6×12=3E(X) = 6 \times \frac{1}{2} = 3
V(X)=6×12×(112)=6×12×12=64=32V(X) = 6 \times \frac{1}{2} \times (1 - \frac{1}{2}) = 6 \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{6}{4} = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

期待値: 3
分散: 3/2

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