まず、与えられた7人の成功回数を小さい順に並べます。
5, 6, 7, 8, 8, 9, 10
8人全体の平均値を求めます。平均値は、合計を人数で割ったものです。
平均値 = (5+6+7+8+8+9+10+x)/8=(53+x)/8 8人の中央値を求めます。中央値は、データを小さい順に並べたときの中央の値です。データ数が偶数の場合は、中央の2つの値の平均が中央値となります。
x の値によって、中央値が変わるので、場合分けして考えます。 データを小さい順に並べると x,5,6,7,8,8,9,10 となり、中央値は (7+8)/2=7.5 よって、(53+x)/8=7.5 53+x=60 (2) 7<x<8 の場合: データは5,6,7,x,8,8,9,10となります。 中央値は (x+8)/2 となります。 よって (53+x)/8=(x+8)/2 53+x=4x+32 x=7. これは7<x<8を満たさないので不適です。 データを小さい順に並べると 5,6,7,8,8,8,9,10 となり、中央値は (8+8)/2=8 よって、(53+x)/8=8 53+x=64 x=11. これはあり得ないため不適です。なぜなら、xは10以下でないといけないからです。 (4) 8<x≤9 の場合: データを小さい順に並べると 5,6,7,8,8,9,x,10 となり、中央値は (8+8)/2=8 よって、(53+x)/8=8 53+x=64 x=11. これは8<x≤9を満たさないので不適です。 データを小さい順に並べると 5,6,7,8,8,9,10,x となり、中央値は (8+8)/2=8 よって、(53+x)/8=8 53+x=64 x=7の場合、データを小さい順に並べると 5,6,7,7,8,8,9,10 となり、中央値は (7+8)/2=7.5. 平均値は (53+7)/8=60/8=7.5. これは条件を満たします。 x=11の場合、平均値と中央値が等しくないので、xは10以下であることからも不適である。