ある果物屋で120個のりんごを3日間で販売した。1日目は1個150円で $x$ 個、2日目は午前中に1個150円で $y$ 個、午後は150円の20%引きで前日の2倍の個数が売れた。3日目は1個100円で売り切った。2日目に売れた個数は1日目に売れた個数より28個多く、3日間の売り上げ代金は14000円である。$x$ と $y$ についての連立方程式を作成し、その解を求める。

代数学連立方程式文章題代入法
2025/8/9

1. 問題の内容

ある果物屋で120個のりんごを3日間で販売した。1日目は1個150円で xx 個、2日目は午前中に1個150円で yy 個、午後は150円の20%引きで前日の2倍の個数が売れた。3日目は1個100円で売り切った。2日目に売れた個数は1日目に売れた個数より28個多く、3日間の売り上げ代金は14000円である。xxyy についての連立方程式を作成し、その解を求める。

2. 解き方の手順

まず、問題文から連立方程式を立てます。
2日目に売れた個数は、午前中の yy 個と午後の 2x2x 個なので、y+2xy + 2x 個です。これは1日目に売れた xx 個より28個多いので、
y+2x=x+28y + 2x = x + 28
整理すると、
x+y=28x + y = 28
次に、3日間の売り上げ代金の合計について考えます。1日目は 150x150x 円、2日目は午前に 150y150y 円、午後に 150×0.8×2x=240x150 \times 0.8 \times 2x = 240x 円。3日目は、まず3日間で売れた個数について考える必要があり、3日間で売れた個数は x+y+2x+z=120x + y + 2x + z = 120 個。(zz は3日目に売れた個数)整理すると、3x+y+z=1203x+y+z = 120。また、2日目に売れた個数は1日目に売れた個数より28個多いことから、y+2x=x+28y+2x = x+28。整理すると、x+y=28x+y=28。よって、y=28xy=28-x。これを3x+y+z=1203x+y+z = 120 に代入すると、3x+28x+z=1203x+28-x+z = 120 より、2x+z=922x+z=92。よって、z=922xz = 92-2x 個。3日目の売り上げは 100z=100(922x)=9200200x100z = 100(92-2x) = 9200 - 200x。よって、3日間の売り上げ合計は、
150x+150y+240x+100(922x)=14000150x + 150y + 240x + 100(92-2x) = 14000
150x+150y+240x+9200200x=14000150x + 150y + 240x + 9200 - 200x = 14000
190x+150y+9200=14000190x + 150y + 9200 = 14000
190x+150y=4800190x + 150y = 4800
19x+15y=48019x + 15y = 480
したがって、連立方程式は
{x+y=2819x+15y=480\begin{cases} x + y = 28 \\ 19x + 15y = 480 \end{cases}
この連立方程式を解きます。
y=28xy = 28 - x19x+15y=48019x + 15y = 480 に代入すると、
19x+15(28x)=48019x + 15(28 - x) = 480
19x+42015x=48019x + 420 - 15x = 480
4x=604x = 60
x=15x = 15
y=2815=13y = 28 - 15 = 13

3. 最終的な答え

問1:
{x+y=2819x+15y=480\begin{cases} x + y = 28 \\ 19x + 15y = 480 \end{cases}
問2:
x=15x = 15
y=13y = 13

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