サイコロを3回振って、出た目の合計が14になる場合の数を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせサイコロ場合の数
2025/4/6

1. 問題の内容

サイコロを3回振って、出た目の合計が14になる場合の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

サイコロの各回の出目をx,y,zx, y, zとします。
x,y,zx, y, z はそれぞれ1から6までの整数であり、以下の条件を満たす必要があります。
x+y+z=14x + y + z = 14
1x61 \le x \le 6
1y61 \le y \le 6
1z61 \le z \le 6
まず、x,y,zx', y', z'x=x1,y=y1,z=z1x' = x - 1, y' = y - 1, z' = z - 1 と定義すると、x,y,zx', y', z' は0から5までの整数となり、
x+y+z=x+y+z3=143=11x' + y' + z' = x + y + z - 3 = 14 - 3 = 11
0x50 \le x' \le 5
0y50 \le y' \le 5
0z50 \le z' \le 5
x+y+z=11x' + y' + z' = 11 の非負整数解の数を求めます。制約がない場合、解の数は重複組み合わせで計算でき、11+31C31=13C2=13×122=78_{11+3-1}C_{3-1} = _{13}C_2 = \frac{13 \times 12}{2} = 78 となります。
次に、x,y,zx', y', z' が5を超えてしまう場合を除きます。
- x6x' \ge 6 の場合: x=x6x'' = x' - 6 とすると、x+y+z=116=5x'' + y' + z' = 11 - 6 = 5 となり、解の数は 5+31C31=7C2=7×62=21_{5+3-1}C_{3-1} = _7C_2 = \frac{7 \times 6}{2} = 21
- y6y' \ge 6 の場合も同様に21通り。
- z6z' \ge 6 の場合も同様に21通り。
したがって、 21×3=6321 \times 3 = 63 通りを引きます。
さらに、x6x' \ge 6 かつ y6y' \ge 6 の場合: x=x6,y=y6x'' = x' - 6, y'' = y' - 6 とすると、x+y+z=1112=1x'' + y'' + z' = 11 - 12 = -1 となり、解は存在しません。同様に、x6x' \ge 6 かつ z6z' \ge 6の場合、y6y' \ge 6 かつ z6z' \ge 6 の場合も解は存在しません。
したがって、求める解の数は 7863=1578 - 63 = 15 通りです。

3. 最終的な答え

15通り

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