中心がO、直径ABが4の半円の弧の中点をMとする。Aから出た光線が弧MB上の点Pで反射して、AB上の点Qにくるとする。 (1) $\theta = \angle PAB$ とするとき、OQの長さを$\theta$で表す。 (2) PがBに限りなく近づくとき、Qはどんな点に近づいていくか。

幾何学幾何三角関数反射極限
2025/8/9

1. 問題の内容

中心がO、直径ABが4の半円の弧の中点をMとする。Aから出た光線が弧MB上の点Pで反射して、AB上の点Qにくるとする。
(1) θ=PAB\theta = \angle PAB とするとき、OQの長さをθ\thetaで表す。
(2) PがBに限りなく近づくとき、Qはどんな点に近づいていくか。

2. 解き方の手順

(1)
まず、円の半径を考える。直径ABが4なので、半径OA, OB, OPは2となる。
PAB=θ\angle PAB = \theta より、反射の法則から APQ=θ\angle APQ = \theta
三角形APQにおいて、AQP=1802θ\angle AQP = 180^\circ - 2\theta となる。
よって、OQP=180(1802θ)=2θ\angle OQP = 180^\circ - (180^\circ - 2\theta) = 2\theta
三角形OPQにおいて、OPQ=180POQOQP=180POQ2θ\angle OPQ = 180^\circ - \angle POQ - \angle OQP = 180^\circ - \angle POQ - 2\theta
OP = OQ = 2 より、三角形OPQは二等辺三角形なので、OPQ=OPA\angle OPQ = \angle OPA.
したがって、POQ=1804θ\angle POQ = 180^\circ - 4\theta.
AOP=180POQ=180(1804θ)=4θ\angle AOP = 180^\circ - \angle POQ = 180^\circ - (180^\circ - 4\theta) = 4\theta.
AQ=OAOQ=2OQAQ = OA - OQ = 2- OQ, and OQ=xOQ = x
OPA=OQP=2θ\angle OPA = \angle OQP = 2\theta
三角形OPAについて正弦定理より、
OA/sinOPA=OP/sinOAPOA/\sin{\angle OPA}=OP/\sin{\angle OAP}
OA=OP=2OA=OP=2 なので、sinOPA=sinOAP\sin{\angle OPA}=\sin{\angle OAP}, which means OAP=OPA=2θ\angle OAP = \angle OPA = 2\theta
三角形OPAについて、内角の和から 4θ+AOP=1804\theta +\angle AOP = 180^\circとなり、AOP=1804θ\angle AOP = 180^\circ - 4\theta
AOP=1804θ\angle AOP = 180^\circ - 4\thetaより、AQ=OAcos4θAQ = OA \cos 4\theta、よってOQ=2cos4θOQ= 2\cos 4\theta.
(2)
PがBに限りなく近づくとき、θ\thetaπ4\frac{\pi}{4}に近づく。よって、θπ4\theta \rightarrow \frac{\pi}{4}
OQ=OAcos(4θ)=2cos(4θ)OQ = OA*cos(4\theta) = 2\cos(4\theta).
θπ4\theta \to \frac{\pi}{4} のとき、OQ=2cos(π)=2(1)=2OQ = 2\cos(\pi) = 2*(-1) = -2.
したがって、QはAから左に2だけ離れた点、つまり点Oから左に2離れた点に近づく。
点Aに限りなく近づくので、PBP \to Bのとき、θ0\theta \to 0なので,OQ2OQ \to 2

3. 最終的な答え

(1) OQ=2cos(4θ)OQ = 2\cos(4\theta)
(2) 点O

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