与えられた式 $2x^2 + 15xy + 18y^2 = (x+ay)(bx+cy)$ において、$a, b, c$ は定数とする。このとき、$a+b+c$ の値を求める。

代数学二次方程式因数分解連立方程式式の展開
2025/4/6

1. 問題の内容

与えられた式 2x2+15xy+18y2=(x+ay)(bx+cy)2x^2 + 15xy + 18y^2 = (x+ay)(bx+cy) において、a,b,ca, b, c は定数とする。このとき、a+b+ca+b+c の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、右辺を展開する。
(x+ay)(bx+cy)=bx2+cxy+abxy+acy2=bx2+(c+ab)xy+acy2(x+ay)(bx+cy) = bx^2 + cxy + abxy + acy^2 = bx^2 + (c+ab)xy + acy^2
この式と左辺の式 2x2+15xy+18y22x^2 + 15xy + 18y^2 を比較する。
係数を比較すると、以下の関係が得られる。
b=2b=2
c+ab=15c+ab = 15
ac=18ac=18
b=2b=2c+ab=15c+ab = 15 に代入する。
c+2a=15c+2a=15 より c=152ac = 15-2a
これを ac=18ac=18 に代入する。
a(152a)=18a(15-2a)=18
15a2a2=1815a-2a^2=18
2a215a+18=02a^2 - 15a + 18 = 0
この二次方程式を解く。
(2a3)(a6)=0(2a-3)(a-6)=0
したがって、a=32a = \frac{3}{2} または a=6a = 6 である。
(i) a=32a = \frac{3}{2} のとき、
c=152a=152(32)=153=12c = 15 - 2a = 15 - 2(\frac{3}{2}) = 15 - 3 = 12
a+b+c=32+2+12=32+14=3+282=312=15.5a+b+c = \frac{3}{2} + 2 + 12 = \frac{3}{2} + 14 = \frac{3+28}{2} = \frac{31}{2} = 15.5
(ii) a=6a = 6 のとき、
c=152a=152(6)=1512=3c = 15 - 2a = 15 - 2(6) = 15 - 12 = 3
a+b+c=6+2+3=11a+b+c = 6 + 2 + 3 = 11
選択肢の中に 1111 があるので、a+b+c=11a+b+c = 11 が答えである可能性が高い。

3. 最終的な答え

11

「代数学」の関連問題

$(x+y+z)^6$ の展開式における $xy^2z^3$ の係数を、以下の手順で求める問題です。 (1) $(x+y+z)^6$ において、$x+y$を1つのものと考えて、二項定理で展開する。 (...

多項式の展開二項定理組み合わせ係数
2025/4/11

問題は以下の3つです。 (春の数学問題演習 7.2) 正の実数 $a, b, c$ に対して、不等式 $\frac{1}{a} + \frac{1}{b} + \frac{1}{c} \geq \fr...

不等式相加平均相乗平均調和平均二乗平均実数証明等号成立条件
2025/4/11

不等式 $\frac{x^2 - 1}{x} \leq 1$ を満たす実数 $x$ の範囲を求める問題です。

不等式二次不等式解の公式
2025/4/11

2次関数 $y = -2x^2 + 8x - 5$ の最大値、または最小値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成
2025/4/11

和が92になる大小2つの整数があり、大きい方から小さい方を引くと10の倍数になる。大きい方の整数として考えられる数をすべて求める。

連立方程式整数問題一次方程式不等式
2025/4/11

画像には複数の問題が含まれていますが、ここでは[3TRIAL数学I 問題4]の(3)と(4)の問題を解きます。この問題は、与えられた多項式を、$x$ について降べきの順に整理する問題です。 (3) $...

多項式降べきの順式の整理
2025/4/11

## 問題の内容

多項式次数定数項降べきの順
2025/4/11

2次関数 $y = -x^2 - 3x - 2$ のグラフの頂点を求めよ。

二次関数平方完成頂点
2025/4/11

2次関数 $y = -5x^2 + 10x + 1$ のグラフの軸を求める問題です。

二次関数平方完成グラフ
2025/4/11

2次関数 $y = 4x^2 - 12x - 5$ のグラフの頂点を求める問題です。

二次関数グラフ頂点平方完成
2025/4/11