2つの放物線 $y = 2x^2 + 1$ と $y = -x^2 + c$ (ただし、$c < 1$)の共通接線の方程式を求める問題です。

代数学放物線接線微分二次方程式判別式
2025/8/10

1. 問題の内容

2つの放物線 y=2x2+1y = 2x^2 + 1y=x2+cy = -x^2 + c (ただし、c<1c < 1)の共通接線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、y=2x2+1y = 2x^2 + 1 上の点 (t,2t2+1)(t, 2t^2 + 1) における接線を求めます。
y=4xy' = 4x なので、この点における接線の方程式は
y(2t2+1)=4t(xt)y - (2t^2 + 1) = 4t(x - t)
y=4tx4t2+2t2+1y = 4tx - 4t^2 + 2t^2 + 1
y=4tx2t2+1y = 4tx - 2t^2 + 1
次に、この接線が y=x2+cy = -x^2 + c にも接することを考えます。つまり、4tx2t2+1=x2+c4tx - 2t^2 + 1 = -x^2 + c が重解を持つということです。
x2+4tx2t2+1c=0x^2 + 4tx - 2t^2 + 1 - c = 0
この2次方程式の判別式 DD が 0 となる条件を考えます。
D=(4t)24(1)(2t2+1c)=0D = (4t)^2 - 4(1)(-2t^2 + 1 - c) = 0
16t2+8t24+4c=016t^2 + 8t^2 - 4 + 4c = 0
24t2=44c24t^2 = 4 - 4c
t2=1c6t^2 = \frac{1 - c}{6}
t=±1c6t = \pm \sqrt{\frac{1 - c}{6}}
tt の値を接線の方程式に代入します。
y=4(±1c6)x2(1c6)+1y = 4(\pm \sqrt{\frac{1 - c}{6}})x - 2(\frac{1 - c}{6}) + 1
y=±41c6x1c3+1y = \pm 4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x - \frac{1 - c}{3} + 1
y=±41c6x+2+c3y = \pm 4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x + \frac{2 + c}{3}
したがって、共通接線の方程式は y=±41c6x+2+c3y = \pm 4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x + \frac{2 + c}{3} となります。

3. 最終的な答え

y=41c6x+2+c3y = 4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x + \frac{2 + c}{3}
y=41c6x+2+c3y = -4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x + \frac{2 + c}{3}
あるいは、y=±41c6x+2+c3y = \pm 4\sqrt{\frac{1 - c}{6}}x + \frac{2 + c}{3}

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