2次方程式 $x^2 - 2kx + 3k = 0$ について、以下の2つの問いに答える問題です。 * 2つの異なる実数解を持つような $k$ の値の範囲を求める。 * 2より大きい2つの異なる実数解を持つような $k$ の値の範囲を求める。
2025/8/11
1. 問題の内容
2次方程式 について、以下の2つの問いに答える問題です。
* 2つの異なる実数解を持つような の値の範囲を求める。
* 2より大きい2つの異なる実数解を持つような の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) 2つの異なる実数解を持つ条件
2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 が正である必要があります。
判別式 は で求められます。
この問題では、, , なので、判別式は
となる の範囲を求めます。
この不等式を解くと、 または となります。
(2) 2より大きい2つの異なる実数解を持つ条件
2つの解がともに2より大きい条件は、以下の3つを満たす必要があります。
* 判別式 (異なる2つの実数解を持つ)
* 軸 > 2 (2つの解が2より大きい)
* (2より大きい解を持つ)
まず、(1)より の条件は または です。
次に、軸について考えます。
2次方程式 の軸は、 です。
軸が2より大きいので、 。
最後に、 を考えます。 なので、
より、 なので、 。
以上の3つの条件、 または , , をすべて満たす の範囲は、 です。
3. 最終的な答え
* 2つの異なる実数解を持つような の値の範囲:
* 2より大きい2つの異なる実数解を持つような の値の範囲: