まず、みかんの個数を考える。
Pがもらったみかんの数を p とすると、Qがもらったみかんの数は 2p 、Rがもらったみかんの数は 2×2p=4p となる。 次に、りんごの個数を考える。
Rがもらったリンゴの数を r とすると、Pがもらったリンゴの数は 5r となる。Qがもらったリンゴの数は不明なので、これを q とする。 みかんとりんごの合計は14個なので、
p+2p+4p+5r+q+r=14 7p+6r+q=14 ここで、p,q,rは0以上の整数である。 また、p は整数である必要があり、 7p<=14, よってp<=2。 6r+q=14 このとき, 6r<=14, つまり r<=2 r=0 のとき q=14 r=1 のとき q=8 r=2 のとき q=2 7+6r+q=14 このとき, 6r<=7, つまり r<=1 r=0 のとき q=7 r=1 のとき q=1 14+6r+q=14 r=0 かつ q=0 Rがもらったみかんの数は 4p、Rがもらったリンゴの数は r。合計は 4p+r。 以下の場合分けによって、それぞれのケースで4p+rを計算する。 p=0,r=0 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=0+0=0 p=0,r=1 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=0+1=1 p=0,r=2 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=0+2=2 p=1,r=0 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=4+0=4 p=1,r=1 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=4+1=5 p=2,r=0 のとき、Rがもらったみかんとりんごの合計 4p+r=8+0=8 これらのうち、みかんの合計が p+2p+4p=7p、りんごの合計が 5r+q+r=6r+q。 7p+6r+q=14となるもののみが条件を満たす。 上記すべてのケースが条件を満たしている。
問題文の解釈が間違っている可能性がある。
P, Q, R がもらったみかんの数をそれぞれ p,2p,4pとし、りんごの数をそれぞれ 5r,q,rとする。 合計の数 p+2p+4p+5r+q+r=7p+6r+q=14 R がもらったみかんとりんごの合計は 4p+rである。 条件を満たす整数の組 (p,q,r) は、 * p=0, 6r+q=14 * r=0, q=14, R は 4p+r=0 個 * r=1, q=8, R は 4p+r=1 個 * r=2, q=2, R は 4p+r=2 個 * p=1, 6r+q=7 * r=0, q=7, R は 4p+r=4 個 * r=1, q=1, R は 4p+r=5 個 * p=2, 6r+q=0 * r=0, q=0, R は 4p+r=8 個 このなかで、どれが正解か絞り込む条件がないので、答えは複数考えられる。
ただし、問題文が意図しているであろう答えは一つに絞られることを考えると、P, Q, Rの区別をなくすと、みかんとりんごを分けた組み合わせが重複するケースが出てくる。
そこで、例えば全員が少なくとも1個は果物をもらっているという条件を追加すると、p>=0,q>=1,r>=0なので、p=1,r=1 のときのみ条件を満たす。このときRのもらった果物の数は4+1=5。