区別のつかない5個の玉を、A, B, Cの3つの箱に入れる場合の数を求める問題です。 (1) 玉を1個も入れない箱があっても良い場合 (2) それぞれの箱に少なくとも1個は玉を入れる場合 の2つの場合について考えます。

確率論・統計学重複組合せ場合の数組み合わせ
2025/8/10

1. 問題の内容

区別のつかない5個の玉を、A, B, Cの3つの箱に入れる場合の数を求める問題です。
(1) 玉を1個も入れない箱があっても良い場合
(2) それぞれの箱に少なくとも1個は玉を入れる場合
の2つの場合について考えます。

2. 解き方の手順

(1) 玉を1個も入れない箱があっても良い場合
これは、5個の玉を3つの箱に重複を許して入れる場合の数なので、重複組合せの問題として解くことができます。
nn種類のものをrr個選ぶ重複組合せの数は nHr=n+r1Cr_{n}H_{r} = {}_{n+r-1}C_{r}で表されます。
この問題では、n=3n=3(箱の種類)で、r=5r=5(玉の数)なので、
3H5=3+51C5=7C5=7C2_{3}H_{5} = {}_{3+5-1}C_{5} = {}_{7}C_{5} = {}_{7}C_{2}
7C2=7×62×1=21{}_{7}C_{2} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21通り
(2) それぞれの箱に少なくとも1個は玉を入れる場合
まず、それぞれの箱に1個ずつ玉を入れます。すると、残りの玉は2個になります。
この残りの2個の玉を、A, B, Cの3つの箱に重複を許して入れる場合の数を考えます。
これは、n=3n=3(箱の種類)で、r=2r=2(残りの玉の数)の重複組合せの問題なので、
3H2=3+21C2=4C2_{3}H_{2} = {}_{3+2-1}C_{2} = {}_{4}C_{2}
4C2=4×32×1=6{}_{4}C_{2} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り

3. 最終的な答え

(1) 21通り
(2) 6通り

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