まず、1回の試行で0点、1点、2点となる確率を求める。
金貨が表となる確率をpg、金貨が裏となる確率を1−pgとする。 銀貨が表となる確率をps、銀貨が裏となる確率を1−psとする。 金貨と銀貨を同時に投げるので、それぞれ21とする。 pg=21, 1−pg=21 ps=21, 1−ps=21 0点となる確率:金貨が裏の場合なので 21 1点となる確率:金貨が表で銀貨が裏の場合なので 21×21=41 2点となる確率:金貨が表で銀貨も表の場合なので 21×21=41 (1) X=1となるのは、1点が1回、0点が4回となる場合のみである。 X=1となる確率は、5C1(41)1(21+41)4=5×41×(43)4=5×41×25681=1024405 (2) X=3となるのは、以下の2つの場合がある。 a. 1点が3回、0点が2回となる場合
b. 1点が1回、2点が1回、0点が3回となる場合
aの場合の確率は、5C3(41)3(21)2=10×641×41=25610=1285 bの場合の確率は、5C14C1(41)1(41)1(21)3=5×4×41×41×81=20×1281=12820=325 したがって、X=3となる確率は、1285+325=1285+12820=12825 Xが奇数になる確率を求めて、全体から引く方法を考える。 Xが奇数になるのは、X=1,3,5,7,9のいずれかの場合である。 Xが偶数になるには、5回の試行で得られる点数の合計が偶数になればよい。 1回の試行で偶数(0または2)となる確率は、21+41=43 1回の試行で奇数(1)となる確率は、41 5回の試行で合計が偶数になるのは、奇数の回数が偶数回(0回,2回,4回)の場合である。
5C0(43)5+5C2(41)2(43)3+5C4(41)4(43)1=(43)5+10(41)2(43)3+5(41)4(43)1=1024243+10×161×6427+5×2561×43=1024243+1024270+102415=1024528=6433