あるクラスで5点満点のテストAとテストBを行った。テストAの得点別の人数が表にまとめられている。テストBの得点別の人数は、テストAの3点と5点の人数が入れ替わったもので、他の得点の人数は同じである。テストBの平均点はテストAの平均点より0.4点高い。このとき、$x$と$y$の値を求める。

確率論・統計学平均統計連立方程式データ分析
2025/8/10

1. 問題の内容

あるクラスで5点満点のテストAとテストBを行った。テストAの得点別の人数が表にまとめられている。テストBの得点別の人数は、テストAの3点と5点の人数が入れ替わったもので、他の得点の人数は同じである。テストBの平均点はテストAの平均点より0.4点高い。このとき、xxyyの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、合計の人数が40人であることから、xxyyの関係式を立てる。
1+2+7+x+12+y=401 + 2 + 7 + x + 12 + y = 40
x+y=18x + y = 18
次に、テストAの平均点を計算する。
テストAの平均点 =0×1+1×2+2×7+3×x+4×12+5×y40= \frac{0 \times 1 + 1 \times 2 + 2 \times 7 + 3 \times x + 4 \times 12 + 5 \times y}{40}
=0+2+14+3x+48+5y40= \frac{0 + 2 + 14 + 3x + 48 + 5y}{40}
=3x+5y+6440= \frac{3x + 5y + 64}{40}
テストBの平均点は、テストAの3点と5点の人数が入れ替わっているので、
テストBの平均点 =0×1+1×2+2×7+3×y+4×12+5×x40= \frac{0 \times 1 + 1 \times 2 + 2 \times 7 + 3 \times y + 4 \times 12 + 5 \times x}{40}
=0+2+14+3y+48+5x40= \frac{0 + 2 + 14 + 3y + 48 + 5x}{40}
=5x+3y+6440= \frac{5x + 3y + 64}{40}
テストBの平均点はテストAの平均点より0.4点高いので、
5x+3y+6440=3x+5y+6440+0.4\frac{5x + 3y + 64}{40} = \frac{3x + 5y + 64}{40} + 0.4
両辺に40をかけると、
5x+3y+64=3x+5y+64+165x + 3y + 64 = 3x + 5y + 64 + 16
2x2y=162x - 2y = 16
xy=8x - y = 8
x+y=18x+y = 18xy=8x-y = 8 の連立方程式を解く。
x+y=18x+y=18
xy=8x-y=8
両式を足すと、
2x=262x = 26
x=13x = 13
y=18x=1813=5y = 18 - x = 18 - 13 = 5

3. 最終的な答え

x=13x = 13
y=5y = 5

「確率論・統計学」の関連問題

ある選挙の調査で、900人の有権者から無作為抽出したところ、候補者Aの支持者が90人いた。候補者Aの支持者の母比率 $p$ に対して、信頼度95%の信頼区間を求める。

信頼区間母比率標本比率統計的推測
2025/8/10

母標準偏差が1の母集団から、大きさ $n$ の無作為標本を復元抽出する。このとき、標本平均 $\overline{X}$ の標準偏差が $\frac{2}{7}$ 以下になるような $n$ の最小値を...

標本平均標準偏差母集団標本サイズ不等式
2025/8/10

ある学校の生徒の血液型は、10人中3人の割合でO型である。任意に選んだ5人の生徒のうちO型の生徒の人数を$X$とするとき、$X$の期待値と分散を求めよ。

確率分布二項分布期待値分散統計
2025/8/10

確率変数 $X$ の期待値 $E[X] = 1$、分散 $V[X] = 5$、確率変数 $Y$ の期待値 $E[Y] = 2$、分散 $V[Y] = 4$ とする。$X$ と $Y$ は互いに独立であ...

分散期待値確率変数独立確率
2025/8/10

確率変数 $X$ の期待値が3、確率変数 $Y$ の期待値が-1であり、$X$ と $Y$ が互いに独立であるとき、確率変数 $XY$ の期待値を求める問題です。

期待値確率変数独立
2025/8/10

確率変数 $X$ の期待値 $E[X] = 2$、分散 $V[X] = 2$、確率変数 $Y$ の期待値 $E[Y] = 1$、分散 $V[Y] = 5$ が与えられており、$X$ と $Y$ は互い...

期待値分散確率変数線形性独立
2025/8/10

10本のくじの中に当たりくじが3本ある。AとBが順番に1本ずつ、引いたくじを元に戻さずに引く。Aが引いた当たりくじの本数を $X$、Bが引いた当たりくじの本数を $Y$ とするとき、$X + 2Y$ ...

期待値確率確率変数条件付き確率
2025/8/10

確率変数 $X$ の期待値 $E[X]$ が1、分散 $V[X]$ が5であり、確率変数 $Y$ の期待値 $E[Y]$ が2、分散 $V[Y]$ が4である。$X$ と $Y$ が互いに独立であると...

期待値分散確率変数線形性独立
2025/8/10

2択で解答する6つの問題に対し、でたらめに選択肢を選んだときの正解数を$X$とする。このとき、$X$の期待値と分散を求めよ。

確率期待値分散二項分布
2025/8/10

1000人の生徒が受けた数学のテストの成績が、平均48点、標準偏差15点の正規分布に従うとき、78点以上の生徒の人数を求める問題です。

正規分布標準偏差確率統計標準化
2025/8/10