兄は家から3km離れた駅まで一定の速さで歩き、弟は兄と同時に駅を出て、時速4kmで家まで歩きます。兄が家を出発してから $x$ 分後の家からの道のりを $y$ kmとしたときのグラフが与えられています。 (1) 弟が駅を出てから $x$ 分後の家までの道のりを $y$ kmとするとき、$x$ と $y$ の関係を表すグラフを書き入れます。 (2) 兄と弟が出会うのは、2人が出発してから何分後かを求めます。

代数学一次関数グラフ道のり連立方程式速さ
2025/8/10

1. 問題の内容

兄は家から3km離れた駅まで一定の速さで歩き、弟は兄と同時に駅を出て、時速4kmで家まで歩きます。兄が家を出発してから xx 分後の家からの道のりを yy kmとしたときのグラフが与えられています。
(1) 弟が駅を出てから xx 分後の家までの道のりを yy kmとするとき、xxyy の関係を表すグラフを書き入れます。
(2) 兄と弟が出会うのは、2人が出発してから何分後かを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 弟のグラフについて
弟は時速4kmで家に向かいます。グラフは家からの距離 yy を表すので、弟が駅を出発した時点では家から3km離れています。
弟の速さを分速に変換します。
4 km/h=4000 m/h=400060 m/min=2003 m/min=23 km/min4 \text{ km/h} = 4000 \text{ m/h} = \frac{4000}{60} \text{ m/min} = \frac{200}{3} \text{ m/min} = \frac{2}{3} \text{ km/min}
弟が家に到着するまでの時間 tt を求めます。
3 km=23 km/min×t min3 \text{ km} = \frac{2}{3} \text{ km/min} \times t \text{ min}
t=323=92=4.5 mint = \frac{3}{\frac{2}{3}} = \frac{9}{2} = 4.5 \text{ min}
4.54.5分後に家に到着するという事は問題文から考えるとありえません。問題文より兄と同じ道を通るとあるので、兄と弟は同じ道のりを往復します。弟のグラフは x=0x=0 のとき y=3y=3 であり、x=3 km23 km/min=92×1=4.5x = \frac{3 \text{ km}}{\frac{2}{3} \text{ km/min}} = \frac{9}{2} \times 1 = 4.5 分後に y=0y=0 となる直線です。しかしグラフを見ると30分以上かかっているので考え方を変更します。
兄が3kmの道のりを30分で歩いているので、兄の分速は 330=110\frac{3}{30} = \frac{1}{10} km/分です。
弟の分速は 460=115\frac{4}{60} = \frac{1}{15} km/分です。
兄のグラフは y=110xy=\frac{1}{10}x で表されます。
弟のグラフは y=3230x=3115xy = 3 - \frac{2}{30}x = 3 - \frac{1}{15}x で表されます。
2人のグラフが交わる点を探します。
110x=3115x\frac{1}{10}x = 3 - \frac{1}{15}x
110x+115x=3\frac{1}{10}x + \frac{1}{15}x = 3
330x+230x=3\frac{3}{30}x + \frac{2}{30}x = 3
530x=3\frac{5}{30}x = 3
16x=3\frac{1}{6}x = 3
x=18x = 18
したがって、弟のグラフは (0,3)(0,3) から (45,0)(45, 0) に向かう直線になります。
グラフは省略。
(2) 兄と弟が出会う時間について
2人のグラフが交わるのは18分後であることがわかりました。

3. 最終的な答え

(1) 弟のグラフ:省略
(2) 18分後

「代数学」の関連問題

## 1. 問題の内容

等式の証明式の展開因数分解式の変形
2025/8/10

$a, b$ は異なる正の数である。$a, x, y, b$ が等差数列、$a, u, v, b$ が等比数列をなすとき、$x+y$ と $u+v$ の大小を比較する。

等差数列等比数列相加相乗平均大小比較
2025/8/10

(1) 等式 $(x+3)(ax-b)-3c = 2x^2 + 7x - 3$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を求めよ。 (2) 等式 $(a-b-4)x +...

恒等式多項式係数比較連立方程式
2025/8/10

数列 $a_1, a_2, a_3, ...$ は公差 $d$ ($d \neq 0$) の等差数列であり、その中の4項 $a_1, a_2, a_3, a_n$ は等比数列になっているとき、$d =...

数列等差数列等比数列一般項方程式
2025/8/10

数列 $a_1, a_2, a_3, ...$ は公差 $d (\neq 0)$ の等差数列であり、その中の4項 $a_1, a_2, a_3, a_n$ は等比数列になっている。このとき、$d = ...

数列等差数列等比数列連立方程式
2025/8/10

12 (1) $ \frac{a}{x-2} + \frac{b}{x+4} = \frac{9x}{(x-2)(x+4)} $ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b$ の値を定...

恒等式分数式係数比較連立方程式
2025/8/10

問題9の(2)を解きます。式は $\frac{2x^2 + 8x}{x^2 - x - 2} \times \frac{x^2 - 4}{x + 4}$ です。

分数式因数分解式の計算約分
2025/8/10

数列 $a_1, a_2, a_3, \dots$ は公差 $d \neq 0$ の等差数列である。その中の4項 $a_1, a_2, a_3, a_n$ は等比数列になっている。$d = 7a_1$...

数列等差数列等比数列代数
2025/8/10

$\frac{x}{x-2} \times \frac{1}{x^2-x}$ を計算します。

分数式因数分解通分分数式の計算
2025/8/10

与えられた式 $(a-6b)(a+2b) - (a+4b)(a-3b)$ を展開し、整理して簡単にすること。

式の展開多項式整理
2025/8/10