(1) 等式 $(x+3)(ax-b)-3c = 2x^2 + 7x - 3$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を求めよ。 (2) 等式 $(a-b-4)x + (a+2b-1) = 0$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b$ の値を求めよ。

代数学恒等式多項式係数比較連立方程式
2025/8/10

1. 問題の内容

(1) 等式 (x+3)(axb)3c=2x2+7x3(x+3)(ax-b)-3c = 2x^2 + 7x - 3xx についての恒等式となるように、定数 a,b,ca, b, c の値を求めよ。
(2) 等式 (ab4)x+(a+2b1)=0(a-b-4)x + (a+2b-1) = 0xx についての恒等式となるように、定数 a,ba, b の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
与えられた等式の左辺を展開して整理する。
(x+3)(axb)3c=ax2bx+3ax3b3c=ax2+(3ab)x3b3c(x+3)(ax-b)-3c = ax^2 - bx + 3ax - 3b - 3c = ax^2 + (3a-b)x - 3b - 3c
これが 2x2+7x32x^2 + 7x - 3 と恒等式であるから、各項の係数を比較して以下の式を得る。
a=2a = 2
3ab=73a-b = 7
3b3c=3-3b-3c = -3
a=2a=23ab=73a-b=7 に代入して 6b=76-b=7 より b=1b=-1
b=1b=-13b3c=3-3b-3c=-3 に代入して 33c=33-3c=-3 より 3c=6-3c=-6 よって c=2c=2
(2)
与えられた等式 (ab4)x+(a+2b1)=0(a-b-4)x + (a+2b-1) = 0xx についての恒等式となるためには、
ab4=0a-b-4 = 0
a+2b1=0a+2b-1 = 0
という連立方程式が成り立つ必要がある。
一つ目の式より a=b+4a = b+4
これを二つ目の式に代入すると (b+4)+2b1=0(b+4)+2b-1=0
3b+3=03b+3=0 より b=1b=-1
a=b+4a=b+4b=1b=-1 を代入すると a=1+4=3a=-1+4=3

3. 最終的な答え

(1) a=2,b=1,c=2a=2, b=-1, c=2
(2) a=3,b=1a=3, b=-1

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