A, B, Cの3人がじゃんけんを1回するとき、次の確率を求めます。 (1) Aだけが勝つ確率。 (2) あいこになる確率。

確率論・統計学確率じゃんけん場合の数確率の計算
2025/8/10

1. 問題の内容

A, B, Cの3人がじゃんけんを1回するとき、次の確率を求めます。
(1) Aだけが勝つ確率。
(2) あいこになる確率。

2. 解き方の手順

(1) Aだけが勝つ確率
まず、3人が出す手の組み合わせの総数を求めます。各人がグー、チョキ、パーの3通りの手を出すので、組み合わせの総数は 3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27 通りです。
Aだけが勝つのは、AがグーのときBとCがチョキ、AがチョキのときBとCがパー、AがパーのときBとCがグーの場合です。それぞれの場合で、BとCの手は一意に決まるので、Aだけが勝つ場合は3通りです。
したがって、Aだけが勝つ確率は、
327=19\frac{3}{27} = \frac{1}{9}
です。
(2) あいこになる確率
あいこになるのは、全員が同じ手を出すか、全員が異なる手を出すかのいずれかです。
全員が同じ手を出すのは、全員がグー、全員がチョキ、全員がパーの3通りです。
全員が異なる手を出すのは、3人の手の出し方が (グー, チョキ, パー) の順列になる場合なので、3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通りです。
したがって、あいこになるのは 3+6=93 + 6 = 9 通りです。
あいこになる確率は、
927=13\frac{9}{27} = \frac{1}{3}
です。

3. 最終的な答え

(1) Aだけが勝つ確率は 19\frac{1}{9}
(2) あいこになる確率は 13\frac{1}{3}

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