水槽に毎分50Lの割合で水を入れています。ポンプAとポンプBを使って水槽から水をくみ出します。9時に水槽に100Lの水が入っていたとき、Aを3台とBを1台で10分間くみ出すと、9時10分には水槽の水が240Lになりました。さらに、Aを2台とBを3台追加して5分間くみ出すと、9時15分には水槽の水が15Lになりました。ポンプAとポンプBが1台あたり1分間にくみ出す水の量をそれぞれ求めます。

代数学連立方程式文章問題方程式
2025/8/10

1. 問題の内容

水槽に毎分50Lの割合で水を入れています。ポンプAとポンプBを使って水槽から水をくみ出します。9時に水槽に100Lの水が入っていたとき、Aを3台とBを1台で10分間くみ出すと、9時10分には水槽の水が240Lになりました。さらに、Aを2台とBを3台追加して5分間くみ出すと、9時15分には水槽の水が15Lになりました。ポンプAとポンプBが1台あたり1分間にくみ出す水の量をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

ポンプAが1分間にくみ出す水の量を xx L、ポンプBが1分間にくみ出す水の量を yy Lとします。
最初の10分間で、水槽に入った水の量は 50×10=50050 \times 10 = 500 Lです。
このとき、水槽の水量は 100+500=600100 + 500 = 600 Lになるはずですが、実際には240Lになっています。
したがって、この10分間でポンプAとポンプBがくみ出した水の量は 600240=360600 - 240 = 360 Lです。
これから、次の式が得られます。
3×x×10+1×y×10=3603 \times x \times 10 + 1 \times y \times 10 = 360
30x+10y=36030x + 10y = 360
3x+y=363x + y = 36 (1)
次の5分間では、水槽に入った水の量は 50×5=25050 \times 5 = 250 Lです。
9時10分に水槽に240Lの水が入っていたので、5分後には 240+250=490240 + 250 = 490 Lになるはずですが、実際には15Lになっています。
追加されたポンプAは2台、ポンプBは3台なので、Aは合計5台、Bは合計4台で水をくみ出しています。
したがって、この5分間でポンプAとポンプBがくみ出した水の量は 49015=475490 - 15 = 475 Lです。
これから、次の式が得られます。
5×x×5+4×y×5=4755 \times x \times 5 + 4 \times y \times 5 = 475
25x+20y=47525x + 20y = 475
5x+4y=955x + 4y = 95 (2)
(1)式を4倍すると 12x+4y=14412x + 4y = 144 (3)
(3)式から(2)式を引くと 7x=497x = 49 となるので、x=7x = 7です。
(1)式に x=7x = 7 を代入すると 3×7+y=363 \times 7 + y = 36 なので 21+y=3621 + y = 36 から y=15y = 15です。

3. 最終的な答え

ポンプAが1分間にくみ出す水の量は7L、ポンプBが1分間にくみ出す水の量は15Lです。