各行列について、逆行列を求める手順は以下の通りです。
(i)
A=002231569 det(A)=0⋅(3⋅9−6⋅1)−2⋅(0⋅9−6⋅2)+5⋅(0⋅1−3⋅2)=0−2⋅(−12)+5⋅(−6)=24−30=−6 余因子行列を計算します。
C11=3⋅9−6⋅1=27−6=21 C12=−(0⋅9−6⋅2)=−(−12)=12 C13=0⋅1−3⋅2=−6 C21=−(2⋅9−5⋅1)=−(18−5)=−13 C22=0⋅9−5⋅2=−10 C23=−(0⋅1−2⋅2)=−(−4)=4 C31=2⋅6−5⋅3=12−15=−3 C32=−(0⋅6−5⋅0)=0 C33=0⋅3−2⋅0=0 余因子行列は
21−13−312−100−640 転置余因子行列(随伴行列)は
2112−6−13−104−300 逆行列は
A−1=det(A)1⋅adj(A)=−612112−6−13−104−300=−7/2−2113/65/3−2/31/200 (ii)
B=1116423−2−7 det(B)=1(4(−7)−(−2)(2))−6(1(−7)−(−2)(1))+3(1(2)−4(1))=1(−28+4)−6(−7+2)+3(2−4)=−24−6(−5)+3(−2)=−24+30−6=0 行列式が0であるため、逆行列は存在しません。
(iii)
与えられた行列は正方行列ではないので、逆行列は存在しません。
(iv)
C=3−54−1−1−32−4−21−3132−6−9 この行列の逆行列を手計算するのは非常に複雑です。計算機を用いるか、ソフトウェアを用いる必要があります。
wolframalphaを用いて計算すると、
C−1=21/16−149/16−49/8−37/16−1/1613/161/8−3/16−1/163/16−1/85/161/16−5/163/8−1/16