複素数 $z$ に対して、$|z|=1$ を満たす点の全体が表す図形と、$|z-1|=|z+1|$ を満たす点の全体が表す図形の交点を求める問題です。
2025/8/11
1. 問題の内容
複素数 に対して、 を満たす点の全体が表す図形と、 を満たす点の全体が表す図形の交点を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、 は複素数平面において原点を中心とする半径1の円を表します。
次に、 は、点1と点-1からの距離が等しい点の集合を表します。これは、1と-1を結ぶ線分の垂直二等分線なので、実軸と直交する直線、つまり虚軸を表します。
したがって、 とすると、 は となり、両辺を2乗すると となります。これを整理すると となり、 より、 となります。よって、 は純虚数です。
を満たす に対して、 が成り立ちます。
を代入すると、 より、 となり、 を得ます。
したがって、 と が交点の値となります。