点と直線の距離を求める問題です。具体的には、以下の4つの小問を解きます。 (1) 原点と直線 $4x - 3y - 2 = 0$ の距離 (2) 点 $(2, -5)$ と直線 $3x + y - 3 = 0$ の距離 (3) 点 $(3, 4)$ と直線 $5x - 2y - 6 = 0$ の距離 (4) 点 $(-3, 1)$ と直線 $6x - 8y + 3 = 0$ の距離

幾何学点と直線の距離幾何学公式
2025/8/11

1. 問題の内容

点と直線の距離を求める問題です。具体的には、以下の4つの小問を解きます。
(1) 原点と直線 4x3y2=04x - 3y - 2 = 0 の距離
(2) 点 (2,5)(2, -5) と直線 3x+y3=03x + y - 3 = 0 の距離
(3) 点 (3,4)(3, 4) と直線 5x2y6=05x - 2y - 6 = 0 の距離
(4) 点 (3,1)(-3, 1) と直線 6x8y+3=06x - 8y + 3 = 0 の距離

2. 解き方の手順

(x1,y1)(x_1, y_1) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、次の公式で求められます。
d=ax1+by1+ca2+b2d = \frac{|ax_1 + by_1 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
この公式をそれぞれの小問に適用します。
(1) 原点 (0,0)(0, 0) と直線 4x3y2=04x - 3y - 2 = 0 の距離
x1=0x_1 = 0, y1=0y_1 = 0, a=4a = 4, b=3b = -3, c=2c = -2 を代入します。
d=4030242+(3)2=216+9=225=25d = \frac{|4 \cdot 0 - 3 \cdot 0 - 2|}{\sqrt{4^2 + (-3)^2}} = \frac{|-2|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{2}{\sqrt{25}} = \frac{2}{5}
(2) 点 (2,5)(2, -5) と直線 3x+y3=03x + y - 3 = 0 の距離
x1=2x_1 = 2, y1=5y_1 = -5, a=3a = 3, b=1b = 1, c=3c = -3 を代入します。
d=32+1(5)332+12=6539+1=210=210=21010=105d = \frac{|3 \cdot 2 + 1 \cdot (-5) - 3|}{\sqrt{3^2 + 1^2}} = \frac{|6 - 5 - 3|}{\sqrt{9 + 1}} = \frac{|-2|}{\sqrt{10}} = \frac{2}{\sqrt{10}} = \frac{2\sqrt{10}}{10} = \frac{\sqrt{10}}{5}
(3) 点 (3,4)(3, 4) と直線 5x2y6=05x - 2y - 6 = 0 の距離
x1=3x_1 = 3, y1=4y_1 = 4, a=5a = 5, b=2b = -2, c=6c = -6 を代入します。
d=5324652+(2)2=158625+4=129=129=2929d = \frac{|5 \cdot 3 - 2 \cdot 4 - 6|}{\sqrt{5^2 + (-2)^2}} = \frac{|15 - 8 - 6|}{\sqrt{25 + 4}} = \frac{|1|}{\sqrt{29}} = \frac{1}{\sqrt{29}} = \frac{\sqrt{29}}{29}
(4) 点 (3,1)(-3, 1) と直線 6x8y+3=06x - 8y + 3 = 0 の距離
x1=3x_1 = -3, y1=1y_1 = 1, a=6a = 6, b=8b = -8, c=3c = 3 を代入します。
d=6(3)81+362+(8)2=188+336+64=23100=2310d = \frac{|6 \cdot (-3) - 8 \cdot 1 + 3|}{\sqrt{6^2 + (-8)^2}} = \frac{|-18 - 8 + 3|}{\sqrt{36 + 64}} = \frac{|-23|}{\sqrt{100}} = \frac{23}{10}

3. 最終的な答え

(1) 25\frac{2}{5}
(2) 105\frac{\sqrt{10}}{5}
(3) 2929\frac{\sqrt{29}}{29}
(4) 2310\frac{23}{10}

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