袋の中に赤球が3個、白球が5個入っている。この袋から3個の球を同時に取り出すとき、取り出した赤球の個数をXとする。確率 $P(X \ge 2)$ を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ期待値事象
2025/4/6

1. 問題の内容

袋の中に赤球が3個、白球が5個入っている。この袋から3個の球を同時に取り出すとき、取り出した赤球の個数をXとする。確率 P(X2)P(X \ge 2) を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、3個の球を取り出すすべての組み合わせの数を求める。これは8個から3個を選ぶ組み合わせなので、
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_{8}C_{3} = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56 通り。
次に、X2X \ge 2 となる確率を求める。これは、X=2X = 2 または X=3X = 3 となる場合を考える。
X=2X = 2 の場合、赤球が2個、白球が1個となる。赤球2個の選び方は 3C2=3!2!1!=3_{3}C_{2} = \frac{3!}{2!1!} = 3 通り。白球1個の選び方は 5C1=5_{5}C_{1} = 5 通り。よって、X=2X = 2 となる組み合わせは 3×5=153 \times 5 = 15 通り。
X=3X = 3 の場合、赤球が3個、白球が0個となる。赤球3個の選び方は 3C3=1_{3}C_{3} = 1 通り。白球0個の選び方は 5C0=1_{5}C_{0} = 1 通り。よって、X=3X = 3 となる組み合わせは 1×1=11 \times 1 = 1 通り。
したがって、X2X \ge 2 となる組み合わせは 15+1=1615 + 1 = 16 通り。
したがって、求める確率 P(X2)P(X \ge 2) は、
P(X2)=1656=27P(X \ge 2) = \frac{16}{56} = \frac{2}{7}

3. 最終的な答え

P(X2)=27P(X \ge 2) = \frac{2}{7}

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