長方形ABCDがあり、AB=10cm, BC=20cmである。点PがBを出発し、B→C→D→Aの順に辺上を毎秒2cmの速さで動くとき、Bを出発してからx秒後の三角形PABの面積を $y cm^2$とする。 (1) 点Pが点C、点D、点Aにそれぞれ到着するのは出発から何秒後か。 (2) xの変域が $0 \le x \le 10$、$10 \le x \le 15$、$15 \le x \le 25$ のそれぞれの場合について、$y$を$x$の式で表せ。 (3) $x$と$y$の関係をグラフで表せ。

幾何学図形長方形面積グラフ一次関数
2025/8/11

1. 問題の内容

長方形ABCDがあり、AB=10cm, BC=20cmである。点PがBを出発し、B→C→D→Aの順に辺上を毎秒2cmの速さで動くとき、Bを出発してからx秒後の三角形PABの面積を ycm2y cm^2とする。
(1) 点Pが点C、点D、点Aにそれぞれ到着するのは出発から何秒後か。
(2) xの変域が 0x100 \le x \le 1010x1510 \le x \le 1515x2515 \le x \le 25 のそれぞれの場合について、yyxxの式で表せ。
(3) xxyyの関係をグラフで表せ。

2. 解き方の手順

(1)
① 点Cに着くまでの時間:
BCの長さは20cmであり、点Pは毎秒2cmで進むので、
20cm÷2cm/=1020cm \div 2cm/秒 = 10秒
② 点Dに着くまでの時間:
点Pが点Dに着くまでには、BCとCDの距離を進む。BC = 20cm, CD = 10cmなので、合計30cm進む。
30cm÷2cm/=1530cm \div 2cm/秒 = 15秒
③ 点Aに着くまでの時間:
点Pが点Aに着くまでには、BC, CD, DAの距離を進む。BC = 20cm, CD = 10cm, DA = 20cmなので、合計50cm進む。
50cm÷2cm/=2550cm \div 2cm/秒 = 25秒
(2)
0x100 \le x \le 10の場合:
点Pは辺BC上にある。三角形PABの底辺はAB = 10cmで、高さはBPである。BPの長さは 2x2x cmなので、
y=12×10×2x=10xy = \frac{1}{2} \times 10 \times 2x = 10x
10x1510 \le x \le 15の場合:
点Pは辺CD上にある。三角形PABの底辺はAB = 10cmで、高さはBC=20cmであるから一定である。
y=12×10×20=100y = \frac{1}{2} \times 10 \times 20 = 100
15x2515 \le x \le 25の場合:
点Pは辺DA上にある。三角形PABの底辺はAB = 10cmで、高さはPAである。点PがDからAに向かって進むとき、DP = 2(x15)2(x-15)であるので、PA = 202(x15)=202x+30=502x20-2(x-15) = 20 - 2x + 30 = 50 - 2x
y=12×10×(502x)=5(502x)=25010xy = \frac{1}{2} \times 10 \times (50-2x) = 5(50-2x) = 250 - 10x
(3)
グラフについては、
0x100 \le x \le 10 では直線 y=10xy = 10x
10x1510 \le x \le 15 では直線 y=100y = 100
15x2515 \le x \le 25 では直線 y=25010xy = 250 - 10x
グラフは省略します。

3. 最終的な答え

(1) ① 10秒後 ② 15秒後 ③ 25秒後
(2) ① y=10xy = 10xy=100y = 100y=25010xy = 250 - 10x
(3) グラフは省略

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