座標平面上に直線 $y = 2x - 2$ (①) と $x - 2y = -2$ (②) がある。 (1) 直線②の傾きを求めよ。 (2) 直線①と直線②の交点Aの座標を求めよ。 (3) 直線①, ②, および $x$ 軸で囲まれた三角形ABCの面積を求めよ。 (4) 三角形ABCの面積を原点を通る直線で二等分するとき、その直線の傾きを求めよ。

幾何学直線座標平面交点三角形の面積連立方程式傾き
2025/8/11

1. 問題の内容

座標平面上に直線 y=2x2y = 2x - 2 (①) と x2y=2x - 2y = -2 (②) がある。
(1) 直線②の傾きを求めよ。
(2) 直線①と直線②の交点Aの座標を求めよ。
(3) 直線①, ②, および xx 軸で囲まれた三角形ABCの面積を求めよ。
(4) 三角形ABCの面積を原点を通る直線で二等分するとき、その直線の傾きを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線②の方程式 x2y=2x - 2y = -2yy について解きます。
x2y=2x - 2y = -2
2y=x2-2y = -x - 2
y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1
よって、直線②の傾きは 12\frac{1}{2} です。
(2) 直線①と直線②の交点Aの座標を求めます。連立方程式を解きます。
y=2x2y = 2x - 2 (①)
y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1 (②)
①=② より、
2x2=12x+12x - 2 = \frac{1}{2}x + 1
4x4=x+24x - 4 = x + 2
3x=63x = 6
x=2x = 2
y=2(2)2=42=2y = 2(2) - 2 = 4 - 2 = 2
よって、交点Aの座標は (2, 2) です。
(3) 直線①と xx 軸との交点Cの座標を求めます。 y=2x2y = 2x - 2y=0y = 0 を代入すると、
0=2x20 = 2x - 2
2x=22x = 2
x=1x = 1
よって、点Cの座標は (1, 0) です。
直線②と xx 軸との交点Bの座標を求めます。 y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1y=0y = 0 を代入すると、
0=12x+10 = \frac{1}{2}x + 1
12x=1\frac{1}{2}x = -1
x=2x = -2
よって、点Bの座標は (-2, 0) です。
三角形ABCの面積を求めます。底辺BCの長さは 1(2)=31 - (-2) = 3 です。高さは点Aの yy 座標なので、2 です。
よって、三角形ABCの面積は 12×3×2=3\frac{1}{2} \times 3 \times 2 = 3 です。
(4) 原点を通る直線が三角形ABCの面積を二等分するので、その直線は三角形ABCの辺ACの中点を通ります。点Aの座標は(2, 2)、点Cの座標は(1, 0)なので、ACの中点Mの座標は
M=(2+12,2+02)=(32,1)M = (\frac{2+1}{2}, \frac{2+0}{2}) = (\frac{3}{2}, 1)
原点(0, 0)を通る直線と中点Mを通る直線の傾きを求めます。
傾き m=10320=132=23m = \frac{1-0}{\frac{3}{2}-0} = \frac{1}{\frac{3}{2}} = \frac{2}{3}

3. 最終的な答え

(1) 12\frac{1}{2}
(2) (2, 2)
(3) 3
(4) 23\frac{2}{3}

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