台形OABCの周上を点Pが毎秒1cmの速さでOからA, B, Cと移動する。点Pが出発してからx秒後の三角形OPCの面積をy cm²とする。 (1) 点Pが辺OA上にあるとき、$y$を$x$の式で表す。 (2) 点Pが辺AB上にあるとき、$y$を$x$の式で表す。 (3) 点Pが辺BC上にあるとき、$y$を$x$の式で表す。 (4) 三角形OPCの面積が台形OABCの面積の半分になるのは、点PがOを出発してから何秒後と何秒後か。

幾何学図形台形面積関数二次関数
2025/8/11

1. 問題の内容

台形OABCの周上を点Pが毎秒1cmの速さでOからA, B, Cと移動する。点Pが出発してからx秒後の三角形OPCの面積をy cm²とする。
(1) 点Pが辺OA上にあるとき、yyxxの式で表す。
(2) 点Pが辺AB上にあるとき、yyxxの式で表す。
(3) 点Pが辺BC上にあるとき、yyxxの式で表す。
(4) 三角形OPCの面積が台形OABCの面積の半分になるのは、点PがOを出発してから何秒後と何秒後か。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが辺OA上にあるとき:
OA = 10cm なので、0x100 \le x \le 10
OP = xx cmであり、高さはOC = 10cm。
三角形OPCの面積は、底辺×高さ÷2より、
y=12×x×10y = \frac{1}{2} \times x \times 10
y=5xy = 5x
(2) 点Pが辺AB上にあるとき:
点PがAに到着するのは10秒後。
AB = 8cmなので、点PがBに到着するのは10+8 = 18秒後。
よって、10x1810 \le x \le 18
ABとOCは平行なので、三角形OPCの高さは8cmで一定。
y=12×10×8y = \frac{1}{2} \times 10 \times 8
y=40y = 40
(3) 点Pが辺BC上にあるとき:
点PがBに到着するのは18秒後。
BC = 4cmなので、点PがCに到着するのは18+4 = 22秒後。
よって、18x2218 \le x \le 22
点PからOCへの垂線を考える。
PC=22xPC = 22-x
三角形OPCの面積は、
y=12×OC×(22x)×sinθy = \frac{1}{2} \times OC \times (22-x) \times sin\theta
22x4=h8\frac{22-x}{4} = \frac{h}{8}
h=2(22x)h=2(22-x)
y=12×10×hy = \frac{1}{2} \times 10 \times h
y=12×10×2(22x)y = \frac{1}{2} \times 10 \times 2(22-x)
y=10(22x)y=10(22-x)
y=22010xy=220-10x
(4) 台形OABCの面積は、12(10+4)8=56 \frac{1}{2}(10+4)*8 = 56
三角形OPCの面積が台形OABCの面積の半分になる時、y=28 y = 28
点PがOA上にあるとき、5x=285x=28, x=285=5.6x=\frac{28}{5}=5.6
点PがBC上にあるとき、22010x=28220-10x=28, 10x=19210x = 192, x=19210=19.2x=\frac{192}{10}=19.2

3. 最終的な答え

(1) y=5x y = 5x
(2) y=40 y = 40
(3) y=22010x y = 220 - 10x
(4) 5.6秒後、19.2秒後

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