1から100までの整数を全てかけた数(100の階乗、100!)を3で割り続けたとき、商が初めて整数でなくなるのは、何回目に3で割ったときか?

数論階乗素因数分解割り算約数
2025/4/6

1. 問題の内容

1から100までの整数を全てかけた数(100の階乗、100!)を3で割り続けたとき、商が初めて整数でなくなるのは、何回目に3で割ったときか?

2. 解き方の手順

100! が3で何回割り切れるかを考える。
1から100までの整数の中に、3の倍数はいくつあるか?
3の倍数の個数は 1003=33\lfloor \frac{100}{3} \rfloor = 33 個。
1から100までの整数の中に、9 (323^2) の倍数はいくつあるか?
9の倍数の個数は 1009=11\lfloor \frac{100}{9} \rfloor = 11 個。
1から100までの整数の中に、27 (333^3) の倍数はいくつあるか?
27の倍数の個数は 10027=3\lfloor \frac{100}{27} \rfloor = 3 個。
1から100までの整数の中に、81 (343^4) の倍数はいくつあるか?
81の倍数の個数は 10081=1\lfloor \frac{100}{81} \rfloor = 1 個。
100! が3で割り切れる回数は、上記の個数を全て足し合わせたものになる。
つまり、
33+11+3+1=4833 + 11 + 3 + 1 = 48
100! は3で48回割り切れるので、49回目に割ると初めて整数でなくなる。

3. 最終的な答え

49 回目

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