(1)
円の方程式を平方完成すると、(x−1)2+(y−3)2=4 となる。これは中心 (1,3)、半径 2 の円を表す。 直線 y=−x+k を x+y−k=0 と変形し、円の中心からの距離を d とすると、d=12+12∣1+3−k∣=2∣4−k∣ となる。 円と直線が異なる2点で交わる条件は、d<2 より、2∣4−k∣<2。 ∣4−k∣<22 となり、−22<4−k<22。 −4−22<−k<−4+22 より、4−22<k<4+22。 したがって、ア=4, イ=2, ウ=2, エ=4, オ=2, カ=2 となる。
直線が円によって切り取られる線分の長さが 22 となる場合、三平方の定理より、(2)2+d2=22。 2+d2=4 より、d2=2。d=2。 2∣4−k∣=2 より、 ∣4−k∣=2。 4−k=2 または 4−k=−2。 k=2 または k=6。 小さい順に k=2,6。 したがって、キ=2, ク=6 となる。
円に内接する長方形の一辺が 22 であるとき、もう一辺を x とすると、x2+(22)2=42。 x2+8=16 より、x2=8。x=22。 したがって、長方形は正方形であり、面積は (22)2=8。 ケ=8 となる。
(2)
112006=182.3636...、112025=184.0909... なので、分母が11で2006より大きく2025より小さい分数は、1183から1184までの整数部分を持つ。分母が11なので、183と184の間にありうる分数は、11183×11+1=112014から11183×11+10=112023までと、11184×11までである。 2006<11n<2025を満たす整数nは2007/11≤n≤2024/11より 182.45...≤n≤184 となる。 n=183のとき、112013から112023までの11個の分数がある。 既約分数でないものは、112013=113×11×61より、既約。 112018と\frac{2024}{11}は除く必要がある。} 11を分母とする既約分数は 2014/11から2023/11の中で11の倍数になる場合を除けば良い。 既約分数の個数は、2014から2023までの整数で11と互いに素なものを数える。これは10個ある。
2006/11= 182.36
2025/11 = 184.09
183, 184
nを整数とする。11n+k (1<= k <=10)
既約分数 : k/11 (kと11が互いに素)
112014,...,112023の10個. 既約分数は全部で10個。
183×10+(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10)=1830+55=1885 コサシ = 10, スセソタチツ = 1885。
(3)
余弦定理より、BD2=AB2+AD2−2×AB×AD×cos∠BAD=22+52−2×2×5×cos∠BAD=29−20cos∠BAD。 また、BD2=BC2+CD2−2×BC×CD×cos∠BCD=32+42−2×3×4×cos∠BCD=25−24cos∠BCD。 円に内接する四角形なので、∠BAD+∠BCD=180∘。cos∠BCD=−cos∠BAD。 29−20cos∠BAD=25+24cos∠BAD。 4=44cos∠BAD。cos∠BAD=444=111。 テ=1, トナ=11 となる。
BD2=29−20×111=29−1120=11319−20=11299。 四角形ABCDの面積は、S=21×AB×AD×sin∠BAD+21×BC×CD×sin∠BCD。 sin2∠BAD=1−cos2∠BAD=1−(111)2=1−1211=121120。 sin∠BAD=121120=11230。 S=21×2×5×11230+21×3×4×11230=111030+111230=112230=230。 ニ=2, ヌネ=30 となる。