まず、初めにx kgの食塩水をくみ出した後の食塩水の量を考えます。 x kgくみ出したので、残りの食塩水は(12−x) kgです。 この中に含まれる塩の量は、元の食塩水に含まれる塩の量から、x kgに含まれる塩の量を引いたものになります。 元の食塩水に含まれる塩の量は 12×0.2=2.4 kgです。 x kgの食塩水に含まれる塩の量は 0.2x kgです。 したがって、残りの(12−x) kgの食塩水に含まれる塩の量は、2.4−0.2x kgです。 その後、同量の水を戻したので、食塩水の量は再び12 kgに戻ります。このときの濃度は、
122.4−0.2x となります。 次に、この12 kgの食塩水から、2x kgの食塩水をくみ出します。 くみ出した食塩水に含まれる塩の量は、
122.4−0.2x×2x=12(2.4−0.2x)2x kgです。 残りの食塩水に含まれる塩の量は、
2.4−0.2x−12(2.4−0.2x)2x kgです。 そして、再び同量の水を戻すので、食塩水の量は12 kgに戻ります。
このときの濃度が7.5%、つまり0.075なので、
122.4−0.2x−12(2.4−0.2x)2x=0.075 これを解きます。
2.4−0.2x−12(2.4−0.2x)2x=12×0.075=0.9 2.4−0.2x−124.8x−0.4x2=0.9 両辺に12をかけます。
12(2.4−0.2x)−(4.8x−0.4x2)=12×0.9 28.8−2.4x−4.8x+0.4x2=10.8 0.4x2−7.2x+18=0 両辺に10をかけます。
4x2−72x+180=0 両辺を4で割ります。
x2−18x+45=0 (x−3)(x−15)=0 2x kgくみ出すので、2x≤12, したがってx≤6