問題は3つあります。重力加速度を $9.8 m/s^2$ として、以下の問いに有効数字2桁で答えます。 (1) 静かに放した小球が、放した点より $44.1 m$ 下の位置を通過するまでの時間を求めます。 (2) 鉛直上向きに $15 m/s$ で投げ上げた小球の、投げてから $5.0$ 秒後の速度(向きと速さ)を求めます。 (3) ある高さから鉛直下向きに $9.8 m/s$ で投げ下ろした小球が、$4.9 m$ 落下したときの速さを求めます。ただし、$\sqrt{2} = 1.41$ とします。

応用数学物理力学自由落下鉛直投げ上げ運動の法則
2025/8/12

1. 問題の内容

問題は3つあります。重力加速度を 9.8m/s29.8 m/s^2 として、以下の問いに有効数字2桁で答えます。
(1) 静かに放した小球が、放した点より 44.1m44.1 m 下の位置を通過するまでの時間を求めます。
(2) 鉛直上向きに 15m/s15 m/s で投げ上げた小球の、投げてから 5.05.0 秒後の速度(向きと速さ)を求めます。
(3) ある高さから鉛直下向きに 9.8m/s9.8 m/s で投げ下ろした小球が、4.9m4.9 m 落下したときの速さを求めます。ただし、2=1.41\sqrt{2} = 1.41 とします。

2. 解き方の手順

(1) 自由落下の場合、変位 yy は時間 tt を用いて y=12gt2y = \frac{1}{2}gt^2 と表されます。
y=44.1my = 44.1 m, g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 を代入し、tt について解きます。
44.1=12×9.8×t244.1 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2
t2=2×44.19.8=9t^2 = \frac{2 \times 44.1}{9.8} = 9
t=9=3t = \sqrt{9} = 3
(2) 鉛直投げ上げの場合、速度 vv は時間 tt を用いて v=v0gtv = v_0 - gt と表されます。
v0=15m/sv_0 = 15 m/s, g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2, t=5.0st = 5.0 s を代入します。
v=159.8×5.0=1549=34m/sv = 15 - 9.8 \times 5.0 = 15 - 49 = -34 m/s
速度が負であることから、下向きに進んでいることがわかります。
(3) 鉛直投げ下ろしの場合、速度 vv と変位 yy の関係は v2v02=2gyv^2 - v_0^2 = 2gy で表されます。
v0=9.8m/sv_0 = 9.8 m/s, g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2, y=4.9my = 4.9 m を代入し、vv について解きます。
v29.82=2×9.8×4.9v^2 - 9.8^2 = 2 \times 9.8 \times 4.9
v2=9.82+2×9.8×4.9=9.82+9.82=2×9.82v^2 = 9.8^2 + 2 \times 9.8 \times 4.9 = 9.8^2 + 9.8^2 = 2 \times 9.8^2
v=2×9.82=9.82=9.8×1.41=13.81814v = \sqrt{2 \times 9.8^2} = 9.8 \sqrt{2} = 9.8 \times 1.41 = 13.818 \approx 14

3. 最終的な答え

(1) 3.0s3.0 s
(2) 下向きに 34m/s34 m/s
(3) 14m/s14 m/s

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