1. 問題の内容
2つの二次関数 と のグラフを描き、それぞれ上に凸か下に凸かを答える問題です。
2. 解き方の手順
(1) の場合:
* この関数は、基本的な二次関数 を 軸方向に3倍に拡大したものです。
* のとき、 なので、原点を通ります。
* が正または負の値をとると、 は常に正なので、 も常に正の値をとります。
* の絶対値が大きくなるほど、 の値も大きくなります。
* このグラフは下に凸の放物線になります。
(2) の場合:
* この関数は、基本的な二次関数 を 軸方向に-2倍に拡大したものです。
* のとき、 なので、原点を通ります。
* が正または負の値をとると、 は常に正なので、 は常に負の値をとります。
* の絶対値が大きくなるほど、 の値はより小さい(絶対値が大きい負の値)になります。
* このグラフは上に凸の放物線になります。
3. 最終的な答え
(1) : グラフは原点を頂点とする下に凸の放物線。
(2) : グラフは原点を頂点とする上に凸の放物線。