長方形ABCDの中に、一辺の長さが2cmの正方形ABFE、EFHG、GHCDが並んでいる。点Iは線分AHと線分DFの交点、点Jは線分ACと線分DFの交点である。このとき、三角形AIJの面積を求める問題である。

幾何学幾何座標平面面積直線の方程式連立方程式
2025/8/12

1. 問題の内容

長方形ABCDの中に、一辺の長さが2cmの正方形ABFE、EFHG、GHCDが並んでいる。点Iは線分AHと線分DFの交点、点Jは線分ACと線分DFの交点である。このとき、三角形AIJの面積を求める問題である。

2. 解き方の手順

まず座標を設定する。
A(0, 2), B(0, 0), C(6, 0), D(6, 2), E(2, 2), F(2, 0), G(4, 2), H(4, 0)とする。
直線AHの式を求める。
傾きは 0240=12\frac{0 - 2}{4 - 0} = -\frac{1}{2} なので、AHの式は y=12x+2y = -\frac{1}{2}x + 2
直線DFの式を求める。
傾きは 0226=24=12\frac{0 - 2}{2 - 6} = \frac{-2}{-4} = \frac{1}{2} なので、DFの式は y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1
点IはAHとDFの交点なので、連立方程式を解く。
y=12x+2y = -\frac{1}{2}x + 2
y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1
12x+2=12x1-\frac{1}{2}x + 2 = \frac{1}{2}x - 1
3=x3 = x
y=12×31=12y = \frac{1}{2} \times 3 - 1 = \frac{1}{2}
I(3, 12\frac{1}{2})
直線ACの式を求める。
傾きは 0260=13\frac{0 - 2}{6 - 0} = -\frac{1}{3} なので、ACの式は y=13x+2y = -\frac{1}{3}x + 2
点JはACとDFの交点なので、連立方程式を解く。
y=13x+2y = -\frac{1}{3}x + 2
y=12x1y = \frac{1}{2}x - 1
13x+2=12x1-\frac{1}{3}x + 2 = \frac{1}{2}x - 1
3=56x3 = \frac{5}{6}x
x=185x = \frac{18}{5}
y=12×1851=951=45y = \frac{1}{2} \times \frac{18}{5} - 1 = \frac{9}{5} - 1 = \frac{4}{5}
J(185\frac{18}{5}, 45\frac{4}{5})
三角形AIJの面積を求める。
A(0, 2), I(3, 12\frac{1}{2}), J(185\frac{18}{5}, 45\frac{4}{5})
面積 = 12x1(y2y3)+x2(y3y1)+x3(y1y2)\frac{1}{2} |x_1(y_2 - y_3) + x_2(y_3 - y_1) + x_3(y_1 - y_2)|
= 120(1245)+3(452)+185(212)\frac{1}{2} |0(\frac{1}{2} - \frac{4}{5}) + 3(\frac{4}{5} - 2) + \frac{18}{5}(2 - \frac{1}{2})|
= 123(65)+185(32)\frac{1}{2} |3(-\frac{6}{5}) + \frac{18}{5}(\frac{3}{2})|
= 12185+275\frac{1}{2} |-\frac{18}{5} + \frac{27}{5}|
= 12×95=910\frac{1}{2} \times \frac{9}{5} = \frac{9}{10}

3. 最終的な答え

910\frac{9}{10} cm2^2

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