与えられた三角関数の値を求めたり、三角形の辺の長さや面積を求める問題です。具体的には、以下の6つの問題を解きます。 (1) $0^\circ < \theta < 90^\circ$ のとき、$\cos(90^\circ - \theta)$ の値を求める。 (2) $0^\circ < \theta < 180^\circ$ のとき、$\tan(180^\circ - \theta)$ の値を求める。 (3) $0^\circ \leq \theta \leq 180^\circ$ において、$\sin\theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$ を満たす $\theta$ の値をすべて求める。 (4) $\triangle ABC$ において、$\angle A = 45^\circ$、$\triangle ABC$ の外接円の半径が $\sqrt{5}$ のとき、BC の長さを求める。 (5) $\triangle ABC$ において、$AB = 5$, $BC = 3$, $\angle B = 60^\circ$ のとき、AC の長さを求める。 (6) $\triangle ABC$ において、$AB = 4$, $AC = 7$, $\angle A = 60^\circ$ のとき、$\triangle ABC$ の面積を求める。

幾何学三角関数正弦定理余弦定理三角形角度面積
2025/8/13

1. 問題の内容

与えられた三角関数の値を求めたり、三角形の辺の長さや面積を求める問題です。具体的には、以下の6つの問題を解きます。
(1) 0<θ<900^\circ < \theta < 90^\circ のとき、cos(90θ)\cos(90^\circ - \theta) の値を求める。
(2) 0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ のとき、tan(180θ)\tan(180^\circ - \theta) の値を求める。
(3) 0θ1800^\circ \leq \theta \leq 180^\circ において、sinθ=32\sin\theta = \frac{\sqrt{3}}{2} を満たす θ\theta の値をすべて求める。
(4) ABC\triangle ABC において、A=45\angle A = 45^\circABC\triangle ABC の外接円の半径が 5\sqrt{5} のとき、BC の長さを求める。
(5) ABC\triangle ABC において、AB=5AB = 5, BC=3BC = 3, B=60\angle B = 60^\circ のとき、AC の長さを求める。
(6) ABC\triangle ABC において、AB=4AB = 4, AC=7AC = 7, A=60\angle A = 60^\circ のとき、ABC\triangle ABC の面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) cos(90θ)=sinθ\cos(90^\circ - \theta) = \sin\theta
(2) tan(180θ)=tanθ\tan(180^\circ - \theta) = -\tan\theta
(3) sinθ=32\sin\theta = \frac{\sqrt{3}}{2} となる θ\theta の値は、θ=60,120\theta = 60^\circ, 120^\circ
(4) 正弦定理より、BCsinA=2R\frac{BC}{\sin A} = 2R が成り立つ。
BC=2RsinA=25sin45=2522=10BC = 2R \sin A = 2\sqrt{5} \sin 45^\circ = 2\sqrt{5} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \sqrt{10}
(5) 余弦定理より、AC2=AB2+BC22ABBCcosBAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2AB \cdot BC \cdot \cos B
AC2=52+32253cos60=25+93012=3415=19AC^2 = 5^2 + 3^2 - 2 \cdot 5 \cdot 3 \cdot \cos 60^\circ = 25 + 9 - 30 \cdot \frac{1}{2} = 34 - 15 = 19
AC=19AC = \sqrt{19}
(6) 面積の公式より、S=12ABACsinAS = \frac{1}{2} AB \cdot AC \cdot \sin A
S=1247sin60=1432=73S = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 7 \cdot \sin 60^\circ = 14 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 7\sqrt{3}

3. 最終的な答え

(1) sinθ\sin\theta
(2) tanθ-\tan\theta
(3) θ=60,120\theta = 60^\circ, 120^\circ
(4) BC=10BC = \sqrt{10}
(5) AC=19AC = \sqrt{19}
(6) 737\sqrt{3}

「幾何学」の関連問題

円 $x^2 + y^2 \le 4$ が直線 $x + 3y \le k$ の十分条件となるような定数 $k$ の値の範囲を求める問題です。

不等式点と直線の距離コーシー・シュワルツの不等式
2025/8/13

正四角錐の5つの面を、赤、青、黄、緑、黒の5色すべてを用いて塗り分ける方法は何通りあるか。

正四角錐塗り分け場合の数回転対称性円順列
2025/8/13

半径 $r$ cm、中心角 $a^\circ$ の扇形の弧の長さ $l$ cmについて、 (1) $l$ を求める公式を作りなさい。 (2) (1)で求めた公式を変形して、$a$ を求める公式を作りな...

扇形弧の長さ公式角度
2025/8/13

三角形の外心に関する問題です。 (1) $\triangle ABC$ の外心を $O$ とするとき、$\angle OAB = 20^\circ$, $\angle OAC = 70^\circ$ ...

三角形外心角度二等辺三角形
2025/8/13

底面の半径が $r$ cm、高さが $h$ cmの円錐の体積を $V$ cm$^3$ とする。 (1) 円錐の体積 $V$ を求める公式を作る。 (2) (1)で求めた公式を変形して、円錐の高さ $h...

円錐体積公式代入計算
2025/8/13

画像にある数学の問題を解きます。具体的には、以下の5つの問題を解きます。 (1) $\triangle OAB$ と $\triangle OPQ$ があり、線分 $AB$ と $PQ$ の交点を $...

幾何内分接弦定理方べきの定理メネラウスの定理
2025/8/13

右の図は円錐とその展開図である。 (1) 展開図のおうぎ形の中心角の大きさを求めよ。 (2) 円錐の側面積を求めよ。 (3) 円錐の表面積を求めよ。 ただし、円周率は $\pi$ とする。

円錐展開図表面積側面積おうぎ形
2025/8/13

2つの直線 $y = -\frac{1}{2}x$ と $y = 3x$ のなす角 $\theta$ ($0 \le \theta \le \frac{\pi}{2}$) を求める問題です。

直線のなす角tan加法定理傾き有理化
2025/8/13

2つの円 $x^2 + y^2 - 1 = 0$ (①) と $x^2 + y^2 - 2x - 2y + 1 = 0$ (②) について、以下の問いに答えます。 (1) 2つの円の共有点の座標を求め...

連立方程式共有点円の方程式
2025/8/13

2つの直線が与えられたとき、それらのなす角 $\theta$ を $0 \le \theta \le \frac{\pi}{2}$ の範囲で求めます。問題は (8) と (9) の2つです。ここでは問...

直線角度傾き三角関数
2025/8/13