右の図は円錐とその展開図である。 (1) 展開図のおうぎ形の中心角の大きさを求めよ。 (2) 円錐の側面積を求めよ。 (3) 円錐の表面積を求めよ。 ただし、円周率は $\pi$ とする。

幾何学円錐展開図表面積側面積おうぎ形
2025/8/13

1. 問題の内容

右の図は円錐とその展開図である。
(1) 展開図のおうぎ形の中心角の大きさを求めよ。
(2) 円錐の側面積を求めよ。
(3) 円錐の表面積を求めよ。
ただし、円周率は π\pi とする。

2. 解き方の手順

(1) おうぎ形の中心角を求める。
円錐の底面の円周は、おうぎ形の弧の長さに等しい。
円錐の底面の半径は 8cm なので、円周は 2π×8=16π2 \pi \times 8 = 16\pi cm。
おうぎ形の半径は 16cm なので、おうぎ形の円周は 2π×16=32π2 \pi \times 16 = 32\pi cm。
おうぎ形の中心角を xx 度とすると、
x360×32π=16π\frac{x}{360} \times 32\pi = 16\pi
x=16π32π×360x = \frac{16\pi}{32\pi} \times 360
x=12×360x = \frac{1}{2} \times 360
x=180x = 180
(2) 円錐の側面積を求める。
円錐の側面積は、展開図のおうぎ形の面積に等しい。
おうぎ形の面積は π×(半径)2×中心角360\pi \times (\text{半径})^2 \times \frac{\text{中心角}}{360} で求められる。
おうぎ形の半径は 16cm で、中心角は 180度なので、側面積は
π×162×180360=π×256×12=128π\pi \times 16^2 \times \frac{180}{360} = \pi \times 256 \times \frac{1}{2} = 128\pi 平方cm。
または、
12×(おうぎ形の弧の長さ)×(半径)\frac{1}{2} \times (\text{おうぎ形の弧の長さ}) \times (\text{半径})
12×16π×16=128π\frac{1}{2} \times 16\pi \times 16 = 128\pi 平方cm
(3) 円錐の表面積を求める。
円錐の表面積は、側面積と底面積の和である。
底面積は、半径 8cm の円の面積なので、π×82=64π\pi \times 8^2 = 64\pi 平方cm。
表面積は 128π+64π=192π128\pi + 64\pi = 192\pi 平方cm。

3. 最終的な答え

(1) 180度
(2) 128π128\pi 平方cm
(3) 192π192\pi 平方cm

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