画像にある数学の問題を解きます。具体的には、以下の5つの問題を解きます。 (1) $\triangle OAB$ と $\triangle OPQ$ があり、線分 $AB$ と $PQ$ の交点を $R$ とする。点 $P$ が線分 $OA$ を $4:1$ に内分し、点 $R$ が線分 $AB$ を $1:1$ に内分するとき、点 $B$ が線分 $OQ$ をどのように内分するかを求める。 (2) 四角形 $ABCD$ が内接する円があり、点 $C$ で直線 $TT'$ に接している。$\angle BAD = 105^\circ$, $\angle DCT' = 50^\circ$ であるとき、$\angle BDC$ を求める。 (3) 四角形 $ABCD$ が内接する円があり、点 $C$ で直線 $TT'$ に接している。$\angle BDC = 75^\circ$, $\angle DCT' = 30^\circ$ であるとき、$\angle BAD$ を求める。 (4) 円周上に4点 $A, B, C, D$ があり、直線 $AB, CD$ の交点を $P$ とする。$PA=10, PB=4, CD=3$ であるとき、$PC$ を求める。 (5) 半径が1の円に点 $P$ から接線を引き、接点を $A$ とする。また、円の中心を $O$ とするとき、線分 $PO$ と円との交点を $B$ とする。$PA = \sqrt{3}$ のとき、$PB$ を求める。

幾何学幾何内分接弦定理方べきの定理メネラウスの定理
2025/8/13

1. 問題の内容

画像にある数学の問題を解きます。具体的には、以下の5つの問題を解きます。
(1) OAB\triangle OABOPQ\triangle OPQ があり、線分 ABABPQPQ の交点を RR とする。点 PP が線分 OAOA4:14:1 に内分し、点 RR が線分 ABAB1:11:1 に内分するとき、点 BB が線分 OQOQ をどのように内分するかを求める。
(2) 四角形 ABCDABCD が内接する円があり、点 CC で直線 TTTT' に接している。BAD=105\angle BAD = 105^\circ, DCT=50\angle DCT' = 50^\circ であるとき、BDC\angle BDC を求める。
(3) 四角形 ABCDABCD が内接する円があり、点 CC で直線 TTTT' に接している。BDC=75\angle BDC = 75^\circ, DCT=30\angle DCT' = 30^\circ であるとき、BAD\angle BAD を求める。
(4) 円周上に4点 A,B,C,DA, B, C, D があり、直線 AB,CDAB, CD の交点を PP とする。PA=10,PB=4,CD=3PA=10, PB=4, CD=3 であるとき、PCPC を求める。
(5) 半径が1の円に点 PP から接線を引き、接点を AA とする。また、円の中心を OO とするとき、線分 POPO と円との交点を BB とする。PA=3PA = \sqrt{3} のとき、PBPB を求める。

2. 解き方の手順

(1) メネラウスの定理を OAQ\triangle OAQ と直線 BPRBPR に対して適用すると、
OBBQQRRPPAAO=1\frac{OB}{BQ} \cdot \frac{QR}{RP} \cdot \frac{PA}{AO} = 1
AR:RB=1:1AR:RB = 1:1より、AR=RBAR=RB
AP:PO=4:1AP:PO = 4:1より、AP=4POAP = 4PO
AO=AP+PO=5POAO = AP+PO = 5PO
PAAO=4PO5PO=45\frac{PA}{AO} = \frac{4PO}{5PO} = \frac{4}{5}
OBBQ1145=1\frac{OB}{BQ} \cdot \frac{1}{1} \cdot \frac{4}{5} = 1
OBBQ=54\frac{OB}{BQ} = \frac{5}{4}
OB:BQ=5:4OB:BQ = 5:4
したがって、OB:OQ=5:9OB:OQ = 5:9
BQ:OQ=4:9BQ:OQ = 4:9
よって、BBOQOQ5:45:4 に内分する。
(2) 円に内接する四角形の対角の和は 180180^\circ なので、BCD=180BAD=180105=75\angle BCD = 180^\circ - \angle BAD = 180^\circ - 105^\circ = 75^\circ
接弦定理より、CAD=DCT=50\angle CAD = \angle DCT' = 50^\circ
BCA=BDC\angle BCA = \angle BDC
BCD=BCA+ACD\angle BCD = \angle BCA + \angle ACD
ACD=ABD\angle ACD = \angle ABD
よって、BDC=BCDACD=7550=25\angle BDC = \angle BCD - \angle ACD = 75^\circ - 50^\circ = 25^\circ
(3) BDC=75\angle BDC = 75^\circ, DCT=30\angle DCT' = 30^\circ であるとき、BAD\angle BAD を求める。
円に内接する四角形の対角の和は 180180^\circ なので、BAD+BCD=180\angle BAD + \angle BCD = 180^\circ
BAD=180BCD\angle BAD = 180^\circ - \angle BCD
接弦定理より、CBD=DCT=30\angle CBD = \angle DCT' = 30^\circ
BCD=BCA+ACD\angle BCD = \angle BCA + \angle ACD
BDC=75\angle BDC = 75^\circ
BAC=BDC=75\angle BAC = \angle BDC = 75^\circ
BCD\triangle BCD において、CBD=30\angle CBD = 30^\circ, BDC=75\angle BDC = 75^\circ
よって、BCD=1803075=75\angle BCD = 180^\circ - 30^\circ - 75^\circ = 75^\circ
BAD=180BCD=18075=105\angle BAD = 180^\circ - \angle BCD = 180^\circ - 75^\circ = 105^\circ
(4) 方べきの定理より、PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD
104=PC(PC+3)10 \cdot 4 = PC \cdot (PC+3)
PC2+3PC40=0PC^2 + 3PC - 40 = 0
(PC+8)(PC5)=0(PC+8)(PC-5) = 0
PC=8,5PC = -8, 5
PC>0PC > 0 より、PC=5PC = 5
(5) PA=3PA = \sqrt{3},半径 OA=1OA=1
OAP\triangle OAP は直角三角形なので、OP2=OA2+AP2=12+(3)2=1+3=4OP^2 = OA^2 + AP^2 = 1^2 + (\sqrt{3})^2 = 1+3 = 4
OP=4=2OP = \sqrt{4} = 2
OB=1OB = 1 (半径)
PB=OPOB=21=1PB = OP - OB = 2 - 1 = 1

3. 最終的な答え

(1) 5 : 4
(2) 25
(3) 105
(4) 5
(5) 1

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