定点A($\vec{a}$)と任意の点P($\vec{p}$)に対して、次のベクトル方程式が円を表す。その円の中心の位置ベクトルと半径を求める。 (1) $|\vec{p}-2\vec{a}|=1$ (2) $|3\vec{p}-\vec{a}|=6$

幾何学ベクトルベクトル方程式幾何ベクトル
2025/8/12

1. 問題の内容

定点A(a\vec{a})と任意の点P(p\vec{p})に対して、次のベクトル方程式が円を表す。その円の中心の位置ベクトルと半径を求める。
(1) p2a=1|\vec{p}-2\vec{a}|=1
(2) 3pa=6|3\vec{p}-\vec{a}|=6

2. 解き方の手順

(1) p2a=1|\vec{p}-2\vec{a}|=1
この式は、点P(p\vec{p})と点(2a\vec{a})との距離が1であることを意味する。
したがって、中心の位置ベクトルは2a\vec{a}で、半径は1である。
(2) 3pa=6|3\vec{p}-\vec{a}|=6
この式を変形して、p\vec{p}の係数を1にする。
3(p13a)=6|3(\vec{p}-\frac{1}{3}\vec{a})|=6
3p13a=63|\vec{p}-\frac{1}{3}\vec{a}|=6
p13a=2|\vec{p}-\frac{1}{3}\vec{a}|=2
この式は、点P(p\vec{p})と点(13a\frac{1}{3}\vec{a})との距離が2であることを意味する。
したがって、中心の位置ベクトルは13a\frac{1}{3}\vec{a}で、半径は2である。

3. 最終的な答え

(1) 中心の位置ベクトル: 2a2\vec{a}、半径: 1
(2) 中心の位置ベクトル: 13a\frac{1}{3}\vec{a}、半径: 2

「幾何学」の関連問題

円に内接する四角形ABCDにおいて、$AB=3$, $BC=4$, $CD=5$, $DA=6$ のとき、以下の値を求めます。 (1) ACの長さ (2) $\cos{B}$ の値 (3) 四角形の面...

円に内接する四角形余弦定理正弦定理面積三角比
2025/8/12

座標平面上の2点 $A(3, 2)$ と $B(1, -2)$ を通る円 $C: x^2 + y^2 - 8x + ay + b = 0$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $a$ と ...

接線座標平面最大・最小連立方程式
2025/8/12

正五角形 ABCDE が与えられており、その一辺の長さは1です。ACとBEの交点をFとし、BEの長さを $x$ とします。 (1) ∠BAE, ∠CAD, BF, $x$ を求める。 (2) cos∠...

正五角形角度相似余弦定理面積黄金比
2025/8/12

円 $x^2 + y^2 = 4$ をCとします。以下の条件を満たす円の方程式を求めます。 (1) 中心が点(3, 4)で、円Cに外接する円 $C_1$ (2) 中心が点($\sqrt{2}$, -1...

方程式外接内接距離
2025/8/12

2つの円があり、半径はそれぞれ3と6である。2つの円の中心間の距離は15である。共通接線ABの長さを求める。

接線ピタゴラスの定理
2025/8/12

平面上に2点A, Bがあり、$AB = x$ ($x > 0$)とする。点Aを中心とした半径4の円と、点Bを中心とした半径6の円が共有点をもたないとき、$x$のとり得る値の範囲を求めよ。

距離不等式共有点
2025/8/12

平面上に2点A, Bがあり、線分ABの長さは$x$($x > 0$)である。点Aを中心とした半径3の円と、点Bを中心とした半径7の円が共有点を持たないとき、$x$の取り得る値の範囲を求める。

距離不等式
2025/8/12

2つの円があり、それぞれ半径が3と5である。2つの円の中心間の距離は12である。直線ABは2つの円の共通接線であり、AとBはそれぞれ接点である。このとき、線分ABの長さを求める。

接線三平方の定理図形問題
2025/8/12

2つの円があり、直線ABはその共通接線である。AとBはそれぞれの円の接点である。小さい円の半径は4、大きい円の半径は13、2つの円の中心間の距離は15である。線分ABの長さを求める。

接線ピタゴラスの定理相似三平方の定理
2025/8/12

2つの円があり、直線ABが2つの円の共通接線で、AとBは接点である。2つの円の中心をそれぞれO, O'とする。円Oの半径は3、円O'の半径は8、中心間の距離OO'は13である。線分ABの長さを求める。

接線ピタゴラスの定理幾何
2025/8/12