放物線 $y = -x^2 + 3x + 2$ を平行移動したものが、2点 $(1, 6)$, $(2, 8)$ を通るようにするには、どのように平行移動すれば良いかを求める。

代数学放物線平行移動二次関数
2025/8/12

1. 問題の内容

放物線 y=x2+3x+2y = -x^2 + 3x + 2 を平行移動したものが、2点 (1,6)(1, 6), (2,8)(2, 8) を通るようにするには、どのように平行移動すれば良いかを求める。

2. 解き方の手順

放物線 y=x2+3x+2y = -x^2 + 3x + 2xx 軸方向に pp, yy 軸方向に qq だけ平行移動した放物線の方程式は、
yq=(xp)2+3(xp)+2y - q = -(x - p)^2 + 3(x - p) + 2
y=x2+2px+3x3pp2+q+2y = -x^2 + 2px + 3x - 3p - p^2 + q + 2
y=x2+(2p+3)xp23p+q+2y = -x^2 + (2p + 3)x - p^2 - 3p + q + 2
この放物線が点 (1,6)(1, 6)(2,8)(2, 8) を通るから、
6=12+(2p+3)(1)p23p+q+26 = -1^2 + (2p + 3)(1) - p^2 - 3p + q + 2
8=22+(2p+3)(2)p23p+q+28 = -2^2 + (2p + 3)(2) - p^2 - 3p + q + 2
整理すると、
6=1+2p+3p23p+q+26 = -1 + 2p + 3 - p^2 - 3p + q + 2
8=4+4p+6p23p+q+28 = -4 + 4p + 6 - p^2 - 3p + q + 2
p2p+q+4=6-p^2 - p + q + 4 = 6
p2+p+q+4=8-p^2 + p + q + 4 = 8
p2p+q=2-p^2 - p + q = 2
p2+p+q=4-p^2 + p + q = 4
2式を引き算すると、
(p2+p+q)(p2p+q)=42(-p^2 + p + q) - (-p^2 - p + q) = 4 - 2
2p=22p = 2
p=1p = 1
p=1p = 1p2p+q=2-p^2 - p + q = 2 に代入すると、
121+q=2-1^2 - 1 + q = 2
2+q=2-2 + q = 2
q=4q = 4
したがって、求める平行移動は、x軸方向に1、y軸方向に4だけ平行移動する。

3. 最終的な答え

x軸方向に1、y軸方向に4だけ平行移動する。

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