(1) $x$の2次関数 $y = -x^2 + 2mx + m^2 - 4m + 3$ の最大値を $m$ で表す。 (2) $m$ が変化するとき、(1)で求めた最大値の最小値とそのときの $m$ の値を求める。

代数学二次関数最大値最小値平方完成頂点
2025/8/13

1. 問題の内容

(1) xxの2次関数 y=x2+2mx+m24m+3y = -x^2 + 2mx + m^2 - 4m + 3 の最大値を mm で表す。
(2) mm が変化するとき、(1)で求めた最大値の最小値とそのときの mm の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+2mx+m24m+3y = -x^2 + 2mx + m^2 - 4m + 3
y=(x22mx)+m24m+3y = -(x^2 - 2mx) + m^2 - 4m + 3
y=(x22mx+m2m2)+m24m+3y = -(x^2 - 2mx + m^2 - m^2) + m^2 - 4m + 3
y=(xm)2+m2+m24m+3y = -(x - m)^2 + m^2 + m^2 - 4m + 3
y=(xm)2+2m24m+3y = -(x - m)^2 + 2m^2 - 4m + 3
この2次関数は上に凸であるため、頂点が最大値となります。
頂点の座標は (m,2m24m+3)(m, 2m^2 - 4m + 3) なので、最大値は 2m24m+32m^2 - 4m + 3 です。
(2) (1)で求めた最大値を MM とおくと、
M=2m24m+3M = 2m^2 - 4m + 3
これを mm の2次関数と見て、最小値を求めます。
平方完成すると、
M=2(m22m)+3M = 2(m^2 - 2m) + 3
M=2(m22m+11)+3M = 2(m^2 - 2m + 1 - 1) + 3
M=2(m1)22+3M = 2(m - 1)^2 - 2 + 3
M=2(m1)2+1M = 2(m - 1)^2 + 1
この式より、m=1m = 1 のとき、MM は最小値 11 をとります。

3. 最終的な答え

(1) 最大値: 2m24m+32m^2 - 4m + 3
(2) 最小値: 11, そのときの mm の値: 11

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