関数 $y = \frac{a}{x}$ のグラフと直線 $y = -\frac{2}{3}x$ が2点A, Bで交わっている。点Aのx座標は-6であり、点Cは関数 $y = \frac{a}{x}$ のグラフ上にあり、点Cのy座標は-8である。 (1) 点Aのy座標を求める。 (2) $a$ の値を求める。 (3) 三角形ABCの面積を求める。

代数学関数反比例グラフ座標面積
2025/8/13

1. 問題の内容

関数 y=axy = \frac{a}{x} のグラフと直線 y=23xy = -\frac{2}{3}x が2点A, Bで交わっている。点Aのx座標は-6であり、点Cは関数 y=axy = \frac{a}{x} のグラフ上にあり、点Cのy座標は-8である。
(1) 点Aのy座標を求める。
(2) aa の値を求める。
(3) 三角形ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Aは直線 y=23xy = -\frac{2}{3}x 上にあるので、点Aのx座標を代入してy座標を求める。
y=23×(6)=4y = -\frac{2}{3} \times (-6) = 4
したがって、点Aのy座標は4である。
(2) 点Cは関数 y=axy = \frac{a}{x} のグラフ上にあり、y座標は-8である。点Cのx座標を xCx_C とすると、
8=axC-8 = \frac{a}{x_C}
xC=a8x_C = -\frac{a}{8}
点Aも関数 y=axy = \frac{a}{x} 上にあるので、点Aの座標を代入して aa の値を求める。
4=a64 = \frac{a}{-6}
a=24a = -24
(3) a=24a = -24 なので、関数は y=24xy = -\frac{24}{x} となる。直線 y=23xy = -\frac{2}{3}x との交点Bのx座標を求める。
24x=23x-\frac{24}{x} = -\frac{2}{3}x
24x=23x\frac{24}{x} = \frac{2}{3}x
2x2=24×32x^2 = 24 \times 3
x2=36x^2 = 36
x=±6x = \pm 6
点Aのx座標は-6なので、点Bのx座標は6となる。点Bのy座標は
y=23×6=4y = -\frac{2}{3} \times 6 = -4
したがって、点Bの座標は (6, -4) である。
点Cの座標を求める。
点Cのy座標は-8なので、y=24xy = \frac{-24}{x} に代入して xx を求める。
8=24x-8 = \frac{-24}{x}
x=3x = 3
したがって、点Cの座標は (3, -8) である。
三角形ABCの面積を求める。点A(-6, 4), B(6, -4), C(3, -8)
A, Bを通る直線の式は y=23xy = -\frac{2}{3} x である。
点Cから直線ABまでの距離hを求める。公式 |ax + by + c| / sqrt(a^2 + b^2) を用いる。
直線ABの式は 2x+3y=02x + 3y = 0
h = |2*3 + 3*(-8)| / sqrt(2^2 + 3^2) = |6 - 24| / sqrt(13) = 18 / sqrt(13)
ABの長さを求める。sqrt((6 - (-6))^2 + (-4 - 4)^2) = sqrt(12^2 + (-8)^2) = sqrt(144 + 64) = sqrt(208) = 4*sqrt(13)
三角形の面積 = 1/2 * 底辺 * 高さ = 1/2 * 4*sqrt(13) * 18/sqrt(13) = 2 * 18 = 36

3. 最終的な答え

(1) 点Aのy座標は 4 である。
(2) aa の値は -24 である。
(3) 三角形ABCの面積は 36 cm2cm^2 である。

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