三角形ABCの面積を求め、さらに各頂点A, B, Cを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求める。

幾何学三角形面積直線座標連立方程式
2025/8/13
## 問題1 (1) の解答

1. 問題の内容

三角形ABCの面積を求め、さらに各頂点A, B, Cを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求める。

2. 解き方の手順

まず、3つの頂点A, B, Cの座標を求めます。
* 点Aは2直線 y=3x+6y=3x+6y=x+10y=-x+10 の交点なので、連立方程式を解きます。
3x+6=x+103x+6 = -x+10
4x=44x = 4
x=1x = 1
y=1+10=9y = -1 + 10 = 9
よって、A(1, 9)
* 点Bは直線 y=3x+6y=3x+6 とx軸(y=0)の交点なので、 0=3x+60=3x+6 を解きます。
3x=63x = -6
x=2x = -2
よって、B(-2, 0)
* 点Cは直線 y=x+10y=-x+10 とx軸(y=0)の交点なので、 0=x+100=-x+10 を解きます。
x=10x = 10
よって、C(10, 0)
次に、三角形ABCの面積を求めます。底辺をBCとすると、BCの長さは 10(2)=1210 - (-2) = 12 、高さは点Aのy座標である9です。したがって、三角形ABCの面積は
12×12×9=54\frac{1}{2} \times 12 \times 9 = 54
次に、各頂点を通る面積を2等分する直線を求めます。三角形の面積を2等分する直線は、その頂点と対辺の中点を通ります。
* 頂点Aを通る直線:
辺BCの中点は ((2+10)/2,(0+0)/2)=(4,0)((-2+10)/2, (0+0)/2) = (4, 0) です。
A(1, 9) と (4, 0) を通る直線の傾きは 0941=93=3\frac{0-9}{4-1} = \frac{-9}{3} = -3
求める直線の式は y=3(x4)=3x+12y = -3(x - 4) = -3x + 12 よって y=3x+12y = -3x + 12.
* 頂点Bを通る直線:
辺ACの中点は ((1+10)/2,(9+0)/2)=(11/2,9/2)((1+10)/2, (9+0)/2) = (11/2, 9/2) です。
B(-2, 0) と (11/2, 9/2) を通る直線の傾きは 9/2011/2(2)=9/215/2=915=35\frac{9/2 - 0}{11/2 - (-2)} = \frac{9/2}{15/2} = \frac{9}{15} = \frac{3}{5}
求める直線の式は y=35(x+2)=35x+65y = \frac{3}{5}(x + 2) = \frac{3}{5}x + \frac{6}{5} よって y=35x+65y = \frac{3}{5}x + \frac{6}{5}
* 頂点Cを通る直線:
辺ABの中点は ((1+(2))/2,(9+0)/2)=(1/2,9/2)((1+(-2))/2, (9+0)/2) = (-1/2, 9/2) です。
C(10, 0) と (-1/2, 9/2) を通る直線の傾きは 9/201/210=9/221/2=921=37\frac{9/2 - 0}{-1/2 - 10} = \frac{9/2}{-21/2} = -\frac{9}{21} = -\frac{3}{7}
求める直線の式は y=37(x10)=37x+307y = -\frac{3}{7}(x - 10) = -\frac{3}{7}x + \frac{30}{7} よって y=37x+307y = -\frac{3}{7}x + \frac{30}{7}

3. 最終的な答え

* 三角形ABCの面積: 54
* 頂点Aを通る直線: y=3x+12y = -3x + 12
* 頂点Bを通る直線: y=35x+65y = \frac{3}{5}x + \frac{6}{5}
* 頂点Cを通る直線: y=37x+307y = -\frac{3}{7}x + \frac{30}{7}

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