円に内接する四角形ABCDにおいて、辺AB=a, BC=b, CD=c, DA=dとする。角Bの大きさをBで表すとき、$\cos B$をa, b, c, dを用いて表す問題である。

幾何学四角形余弦定理内接三角比
2025/8/13

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、辺AB=a, BC=b, CD=c, DA=dとする。角Bの大きさをBで表すとき、cosB\cos Bをa, b, c, dを用いて表す問題である。

2. 解き方の手順

円に内接する四角形では、対角の和が180度である。したがって、∠D = 180° - ∠Bとなる。
三角形ABCにおいて、余弦定理より
AC2=a2+b22abcosBAC^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos B
三角形ADCにおいて、余弦定理より
AC2=c2+d22cdcosDAC^2 = c^2 + d^2 - 2cd\cos D
ここで、D=180BD = 180^\circ - Bであるから、cosD=cos(180B)=cosB\cos D = \cos (180^\circ - B) = -\cos B
よって、AC2=c2+d2+2cdcosBAC^2 = c^2 + d^2 + 2cd\cos B
したがって、
a2+b22abcosB=c2+d2+2cdcosBa^2 + b^2 - 2ab\cos B = c^2 + d^2 + 2cd\cos B
これより、
2abcosB+2cdcosB=a2+b2c2d22ab\cos B + 2cd\cos B = a^2 + b^2 - c^2 - d^2
(2ab+2cd)cosB=a2+b2c2d2(2ab + 2cd)\cos B = a^2 + b^2 - c^2 - d^2
cosB=a2+b2c2d22(ab+cd)\cos B = \frac{a^2 + b^2 - c^2 - d^2}{2(ab + cd)}

3. 最終的な答え

cosB=a2+b2c2d22(ab+cd)\cos B = \frac{a^2 + b^2 - c^2 - d^2}{2(ab + cd)}

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