2次関数 $y = x^2 - 6x + a$ (定義域 $1 \le x \le 4$)の最小値が -2 であるとき、定数 $a$ の値を求め、そのときの最大値を求める。

代数学二次関数最大値最小値平方完成判別式
2025/8/13
## 問題 (3)

1. 問題の内容

2次関数 y=x26x+ay = x^2 - 6x + a (定義域 1x41 \le x \le 4)の最小値が -2 であるとき、定数 aa の値を求め、そのときの最大値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x26x+a=(x3)29+ay = x^2 - 6x + a = (x - 3)^2 - 9 + a
この関数の頂点の xx 座標は x=3x = 3 であり、定義域 1x41 \le x \le 4 に含まれます。したがって、x=3x = 3 で最小値を取ります。
最小値が -2 であることから、
9+a=2-9 + a = -2
a=7a = 7
したがって、2次関数は y=(x3)22y = (x - 3)^2 - 2 となります。
次に、最大値を求めます。
定義域の両端 x=1x = 1 および x=4x = 4 での yy の値を計算します。
x=1x = 1 のとき、y=(13)22=42=2y = (1 - 3)^2 - 2 = 4 - 2 = 2
x=4x = 4 のとき、y=(43)22=12=1y = (4 - 3)^2 - 2 = 1 - 2 = -1
したがって、最大値は x=1x = 1 のときの y=2y = 2 です。

3. 最終的な答え

定数 aa の値は 7 であり、このときの最大値は 2 である。
## 問題 (4)

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+2x+2ay = x^2 + 2x + 2a (定義域 2x1-2 \le x \le 1)の最大値が 9 であるとき、定数 aa の値を求め、そのときの最小値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+2x+2a=(x+1)21+2ay = x^2 + 2x + 2a = (x + 1)^2 - 1 + 2a
この関数の頂点の xx 座標は x=1x = -1 であり、定義域 2x1-2 \le x \le 1 に含まれます。
定義域の両端 x=2x = -2 および x=1x = 1 での yy の値を計算します。
x=2x = -2 のとき、y=(2)2+2(2)+2a=44+2a=2ay = (-2)^2 + 2(-2) + 2a = 4 - 4 + 2a = 2a
x=1x = 1 のとき、y=(1)2+2(1)+2a=1+2+2a=3+2ay = (1)^2 + 2(1) + 2a = 1 + 2 + 2a = 3 + 2a
3+2a>2a3 + 2a > 2a なので、x=1x = 1 で最大値 3+2a3 + 2a を取ります。
最大値が 9 であることから、
3+2a=93 + 2a = 9
2a=62a = 6
a=3a = 3
したがって、2次関数は y=(x+1)21+2(3)=(x+1)2+5y = (x + 1)^2 - 1 + 2(3) = (x + 1)^2 + 5 となります。
次に、最小値を求めます。頂点の xx 座標 x=1x = -1 は定義域に含まれるので、x=1x = -1 で最小値を取ります。
y=(1+1)2+5=0+5=5y = (-1 + 1)^2 + 5 = 0 + 5 = 5

3. 最終的な答え

定数 aa の値は 3 であり、このときの最小値は 5 である。
## 問題 (5)

1. 問題の内容

2次関数 y=x2(a1)x+4y = x^2 - (a - 1)x + 4 のグラフが xx 軸と接するとき、定数 aa の値を求める。

2. 解き方の手順

2次関数のグラフが xx 軸と接するということは、2次方程式 x2(a1)x+4=0x^2 - (a - 1)x + 4 = 0 が重解を持つということです。
したがって、判別式 DD が 0 になる必要があります。
D=b24ac=((a1))24(1)(4)=(a1)216D = b^2 - 4ac = (-(a-1))^2 - 4(1)(4) = (a - 1)^2 - 16
D=0D = 0 を解きます。
(a1)216=0(a - 1)^2 - 16 = 0
(a1)2=16(a - 1)^2 = 16
a1=±4a - 1 = \pm 4
a1=4a - 1 = 4 のとき、a=5a = 5
a1=4a - 1 = -4 のとき、a=3a = -3

3. 最終的な答え

定数 aa の値は 5 または -3 である。

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