$x$ の3次式 $f(x) = x^3 - (k+2)x^2 + (k^2 + 2k - 2)x - k^3 + 2k$ について、以下の問いに答える。ただし、$k$ は正の定数とする。 (1) $f(k)$ を求めよ。 (2) $k=1$ のとき、$f(x) = 0$ を解け。 (3) $f(x) = 0$ が異なる3つの実数解を持つような $k$ の値の範囲を求め、そのとき $f(x) = 0$ を解け。 (4) 実数 $x$ に対して、$x$ 以下の最大の整数を $[x]$ と表す。(3) のとき、$f(x)=0$の異なる2つの解$\alpha, \beta$ で $[\alpha] = [\beta]$ を満たすものが存在するような $k$ の値の範囲を求めよ。
2025/8/13
1. 問題の内容
の3次式 について、以下の問いに答える。ただし、 は正の定数とする。
(1) を求めよ。
(2) のとき、 を解け。
(3) が異なる3つの実数解を持つような の値の範囲を求め、そのとき を解け。
(4) 実数 に対して、 以下の最大の整数を と表す。(3) のとき、の異なる2つの解 で を満たすものが存在するような の値の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を計算する。
(2) のとき、
なので、 を因数に持つ。
より、
よって、
(3)
は を解に持つ。
が 以外の異なる2つの実数解を持つ条件を考える。
の判別式を とすると、
異なる2つの実数解を持つためには より、
より、
が解ではないので、
より で
の解は
解は、
(4) (3) のとき、 のうち、異なる2つの解 で を満たすものが存在する。
かつ
かつ を満たすとき, を満たす解は存在しない。
[] = [] = [] となる時を考える。
より
より
より
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) , 。解は
(4)