問題27は、命題 $p$ と $q$ が与えられたとき、$p$ が $q$ であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のどれに当てはまるかを選ぶ問題です。 (1) $p: x^2 - x = 0$、$q: x = 1$ (2) 四角形について、$p:$ ひし形である、$q:$ 対角線が垂直に交わる 選択肢は次の3つです。 1. 必要十分条件である

代数学命題必要条件十分条件集合二次方程式幾何学ひし形対角線
2025/8/13

1. 問題の内容

問題27は、命題 ppqq が与えられたとき、ppqq であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のどれに当てはまるかを選ぶ問題です。
(1) p:x2x=0p: x^2 - x = 0q:x=1q: x = 1
(2) 四角形について、p:p: ひし形である、q:q: 対角線が垂直に交わる
選択肢は次の3つです。

1. 必要十分条件である

2. 必要条件であるが、十分条件ではない

3. 十分条件であるが、必要条件ではない

2. 解き方の手順

(1) p:x2x=0p: x^2 - x = 0q:x=1q: x = 1
x2x=0x^2 - x = 0 を解くと、x(x1)=0x(x-1) = 0 より、x=0,1x = 0, 1 となります。
したがって、命題 pp を満たす xx の集合は {0,1}\{0, 1\} です。命題 qq を満たす xx の集合は {1}\{1\} です。
p    qp \implies q について:
x=0x = 0 のとき、x2x=0x^2 - x = 0 ですが、x=1x = 1 ではありません。したがって、p    qp \implies q は偽です。
q    pq \implies p について:
x=1x = 1 のとき、x2x=121=0x^2 - x = 1^2 - 1 = 0 です。したがって、q    pq \implies p は真です。
p    qp \implies q が偽で、q    pq \implies p が真なので、ppqq であるための必要条件ですが、十分条件ではありません。
(2) 四角形について、p:p: ひし形である、q:q: 対角線が垂直に交わる
ひし形は、4辺の長さがすべて等しい四角形です。
ひし形の対角線は垂直に交わります。
したがって、p    qp \implies q は真です。
対角線が垂直に交わる四角形は、ひし形とは限りません。例えば、凧形(たこ形)も対角線が垂直に交わります。
したがって、q    pq \implies p は偽です。
p    qp \implies q が真で、q    pq \implies p が偽なので、ppqq であるための十分条件ですが、必要条件ではありません。

3. 最終的な答え

(1) p:x2x=0p: x^2 - x = 0q:x=1q: x = 1 のとき、pはqであるための必要条件であるが、十分条件ではない。 答え: 2
(2) 四角形について、p:p: ひし形である、q:q: 対角線が垂直に交わる pはqであるための十分条件であるが、必要条件ではない。 答え: 3

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