次の命題の真偽を調べ、その命題の逆、裏、対偶を述べ、それらの真偽を調べる問題です。ただし、$x$ は実数とします。 (1) $x^2 = 2x \implies x = 0$ または $x = 2$ (2) $x + y > 0 \implies x > 0$ または $y > 0$
2025/8/13
1. 問題の内容
次の命題の真偽を調べ、その命題の逆、裏、対偶を述べ、それらの真偽を調べる問題です。ただし、 は実数とします。
(1) または
(2) または
2. 解き方の手順
(1) または
元の命題: または
を解くと、 より なので、 または となります。したがって、元の命題は真です。
逆: または
のとき、 かつ なので、 が成り立ちます。
のとき、 かつ なので、 が成り立ちます。
したがって、逆の命題は真です。
裏: かつ
のとき、 かつ ですが、 であり なので、が成り立ちます。
のとき、 かつ であり、 であり なので、が成り立ちます。
となる は、 または だけなので、 かつ であれば となります。したがって、裏の命題は真です。
対偶: かつ
裏の命題が真なので、対偶も真です。または、 となるのは、 または のときだけなので、 ならば かつ となります。したがって、対偶の命題は真です。
(2) または
元の命題: または
、 のとき、 ですが、 であり、 なので、 または は成り立ちます。
、 のとき、 ですが、 であり、 なので、 または は成り立ちます。
、 のとき、 であり、 であり、 なので、 または は成り立ちます。
、のとき、 ですが、、 なので、 または は成り立ちます。
、のとき、 です。
したがって、 または は真です。
逆: または
、 のとき、 または は成り立ちますが、 となります。
、 のとき、 または は成り立ちますが、 となります。
、 のとき、 かつ であり、 となります。これは反例です。
したがって、逆の命題は偽です。
裏: かつ
これは真です。 も も 0 以下であれば、それらの和も 0 以下になります。
対偶: または
これは元の命題と同じなので、真です。
3. 最終的な答え
(1) または
* 元の命題: 真
* 逆: 真
* 裏: 真
* 対偶: 真
(2) または
* 元の命題: 真
* 逆: 偽
* 裏: 真
* 対偶: 真