長さ0.40 mの棒の両端A, Bに逆向きの平行な力が働いています。A点には50 Nの上向きの力、B点には30 Nの下向きの力が働いています。この時、合力の向きと大きさ、作用線の通る点が、A点からどれくらい離れているかを求めます。

応用数学力学モーメントベクトル力の釣り合い
2025/3/11

1. 問題の内容

長さ0.40 mの棒の両端A, Bに逆向きの平行な力が働いています。A点には50 Nの上向きの力、B点には30 Nの下向きの力が働いています。この時、合力の向きと大きさ、作用線の通る点が、A点からどれくらい離れているかを求めます。

2. 解き方の手順

まず、合力の大きさを求めます。
合力は2つの力のベクトル和で求められます。力の向きを考慮すると、
F=50 N30 N=20 NF = 50\ N - 30\ N = 20\ N
となります。したがって、合力の大きさは20 Nで、向きは上向きです。
次に、合力の作用点がA点からどれだけ離れているかを求めます。A点から合力の作用点までの距離をxxとします。
力のモーメントの釣り合いを考えます。A点を回転軸とすると、B点に働く30 Nの力によるモーメントと、合力20 Nの力によるモーメントが釣り合う必要があります。したがって、
30 N×0.40 m=20 N×x30\ N \times 0.40\ m = 20\ N \times x
x=30 N×0.40 m20 N=1220 m=0.60 mx = \frac{30\ N \times 0.40\ m}{20\ N} = \frac{12}{20}\ m = 0.60\ m
となります。
有効数字2桁で答えるように指示されています。

3. 最終的な答え

A点から 0.60 m のところに上向きの 20 N の力が作用します。

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