右の図において、点Pはx軸上の点である。点Pを通りy軸に平行な直線と、2つの直線 $y = \frac{1}{3}x + 9$ (直線①)と $y = x - 3$ (直線②)との交点をそれぞれQ、Rとする。 (1) Rが線分AB上にあるとき、$PR = QR$ となる点Pの座標を求めよ。 (2) RがAより右にあるとき、$QR = 4$ となる点Pの座標を求めよ。

幾何学座標平面直線方程式距離絶対値
2025/8/14

1. 問題の内容

右の図において、点Pはx軸上の点である。点Pを通りy軸に平行な直線と、2つの直線 y=13x+9y = \frac{1}{3}x + 9 (直線①)と y=x3y = x - 3 (直線②)との交点をそれぞれQ、Rとする。
(1) Rが線分AB上にあるとき、PR=QRPR = QR となる点Pの座標を求めよ。
(2) RがAより右にあるとき、QR=4QR = 4 となる点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
点Pのx座標を pp とすると、Pの座標は (p,0)(p, 0) である。
直線①と直線②の交点Aの座標を求める。
13x+9=x3\frac{1}{3}x + 9 = x - 3
x+27=3x9x + 27 = 3x - 9
2x=362x = 36
x=18x = 18
y=183=15y = 18 - 3 = 15
よって、Aの座標は (18,15)(18, 15) である。
QとRのy座標は、それぞれ y=13p+9y = \frac{1}{3}p + 9y=p3y = p - 3 である。
したがって、Qの座標は (p,13p+9)(p, \frac{1}{3}p + 9) で、Rの座標は (p,p3)(p, p - 3) である。
PR=p30=p3PR = |p - 3 - 0| = |p - 3|
QR=13p+9(p3)=23p+12QR = |\frac{1}{3}p + 9 - (p - 3)| = |-\frac{2}{3}p + 12|
PR=QRPR = QR より、
p3=23p+12|p - 3| = |-\frac{2}{3}p + 12|
(i) p3=23p+12p - 3 = -\frac{2}{3}p + 12 のとき
53p=15\frac{5}{3}p = 15
p=9p = 9
Rの座標は (9,6)(9, 6) で、これはAより左にあるので、条件を満たす。
(ii) p3=23p12p - 3 = \frac{2}{3}p - 12 のとき
13p=9\frac{1}{3}p = -9
p=27p = -27
Rの座標は (27,30)(-27, -30) で、これは線分AB上にはないので、条件を満たさない。
(2)
QR=13p+9(p3)=23p+12=4QR = |\frac{1}{3}p + 9 - (p - 3)| = |-\frac{2}{3}p + 12| = 4
(i) 23p+12=4-\frac{2}{3}p + 12 = 4 のとき
23p=8-\frac{2}{3}p = -8
p=12p = 12
Rの座標は (12,9)(12, 9) であり、A(18, 15) より左にあるため、不適。
(ii) 23p+12=4-\frac{2}{3}p + 12 = -4 のとき
23p=16-\frac{2}{3}p = -16
p=24p = 24
Rの座標は (24,21)(24, 21) であり、A(18, 15) より右にあるため、適する。

3. 最終的な答え

(1) (9,0)(9, 0)
(2) (24,0)(24, 0)

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