問題は、与えられた三角形ABCについて、外接円の半径$R$を求める問題です。具体的には、以下の3つのケースが与えられています。 (1) $a=3$, $A=150^\circ$ (2) $b=\sqrt{2}$, $B=120^\circ$ (3) $c=5$, $C=135^\circ$

幾何学三角形外接円正弦定理三角比
2025/8/14

1. 問題の内容

問題は、与えられた三角形ABCについて、外接円の半径RRを求める問題です。具体的には、以下の3つのケースが与えられています。
(1) a=3a=3, A=150A=150^\circ
(2) b=2b=\sqrt{2}, B=120B=120^\circ
(3) c=5c=5, C=135C=135^\circ

2. 解き方の手順

外接円の半径RRは、正弦定理を用いて求めることができます。正弦定理は、三角形の辺の長さとその対角のサインの比が、外接円の直径2R2Rに等しいというものです。つまり、以下の式が成り立ちます。
asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C} = 2R
各ケースについて、この式を用いてRRを求めます。
(1) a=3a=3, A=150A=150^\circの場合
sinA=sin150=sin(18030)=sin30=12\sin A = \sin 150^\circ = \sin (180^\circ - 30^\circ) = \sin 30^\circ = \frac{1}{2}
asinA=312=6=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{3}{\frac{1}{2}} = 6 = 2R
したがって、R=62=3R = \frac{6}{2} = 3
(2) b=2b=\sqrt{2}, B=120B=120^\circの場合
sinB=sin120=sin(18060)=sin60=32\sin B = \sin 120^\circ = \sin (180^\circ - 60^\circ) = \sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
bsinB=232=223=263=2R\frac{b}{\sin B} = \frac{\sqrt{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{2\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{6}}{3} = 2R
したがって、R=63R = \frac{\sqrt{6}}{3}
(3) c=5c=5, C=135C=135^\circの場合
sinC=sin135=sin(18045)=sin45=22\sin C = \sin 135^\circ = \sin (180^\circ - 45^\circ) = \sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}
csinC=522=102=52=2R\frac{c}{\sin C} = \frac{5}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{10}{\sqrt{2}} = 5\sqrt{2} = 2R
したがって、R=522R = \frac{5\sqrt{2}}{2}

3. 最終的な答え

(1) R=3R = 3
(2) R=63R = \frac{\sqrt{6}}{3}
(3) R=522R = \frac{5\sqrt{2}}{2}

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